フィッティング のあれやこれ ~インソール~

フィッティングの話ばかり申し訳ありません、野々山です。

今日もフィッティングに関わるお話、インソールについてです。


インソールを使用する意味

様々なメーカーよりインソール(靴の中敷き)が販売されています。

ランニング用だったり、自転車用だったり、はたまた革靴に使うものまで。
用途は様々です。

このインソールを使用する意味。

それは、足底部の土踏まずをサポートし、土踏まずのアーチを崩さないようにし、全身のバランスが崩れて体調不良や痛みなどを起こさないようにすること。

これに尽きます。


インソールの目的

インソールは目的に合わせて様々な種類があるようです。
僕は自転車屋なので、今回は自転車に限ってお話をさせて頂きます。

そもそも何故、自転車のシューズにインソールを入れた方が良いと言われているのか?
答えは簡単です。

土踏まずをサポートするためです。

Bontragerのインソール測定器で足底部を模りました。
写真の青い部分が圧の掛かる部分です。
この部分で全体重を支えています。
インソールを使用する事で、この足底部の圧を分散させる事1つ目の目的です。

足を側面から見た状態です。
土踏まずの部分が空いています。


この部分をインソールでサポートする事によって、土踏まずのアーチをサポートしつつ、足底部全体で体重を支える事が出来ます。

2つ目の目的。
それは、足の指先に力を入れられるようにする事です。

こんなチェック方法があります。

手を合わせた状態で、腕を前に伸ばし、手の上から下に向かって圧を加えます。
この時、腕は下がらない様に耐えます。

これをインソール有/無しでチェックすると、インソールがある方が遥かに耐えられます。

これは、土踏まずのアーチをサポートされ、足の指先に力が入りやすくなった事によります。

このやり方は、Super Feet の体験講習で行う実験方法なのですが、やってみるとよく理解できます。

そして、3つ目の目的。
それは、膝の動きを単純化させる事です。

椅子などに座って、力を抜いた状態で膝から下を写真で取ると小指が下がり親指が高い位置に来ます。


この白〇の部分が重要なポイントになります。
拡大します。

白線で描いている部分の隙間を埋める事によって、膝が上下に真っすぐ動くように出来る訳です。

これをしていない方は内股気味のペダリング(トップチューブ)に膝が擦れる感じでペダリングしている方です。

この辺りは、以前のブログでもちょっと触れました。

この膝の動きを単純化しないと、膝の痛みとして出てしまいペダリングをするだけで痛いという状態になります。
最悪は、歩く事すらままならないという状態にもなります。

以前のブログ ☞ 腸脛靭帯炎のお話


偏平足の方

調べていて、偏平足についての記述があったので読んでみました。

偏平足は、足指を使わない(使えない)状態が続く事でなってしまう記述がありました。
これは生まれつきとかではなく、大人になってからでも指先を使わないような生活を続けると偏平足になります。

偏平足がもたらす症状として、

①疲れやすい
②肩が凝る
③膝が痛い
④ふくらはぎがパンパンに張ってしまう
⑤上手くバランスが取れず転んでしまう

などがあるようです。
こうした内容は、偏平足から来る体の歪みが原因と考えられます。

偏平足の改善はなかなか大変なようですが、改善は出来るようです。
ですので偏平足でお悩みの方は、偏平足改善のための運動をしてみては如何でしょうか?


という事で、本日のブログはインソールについてでした~

LORO Bicycles では、Bontrager Super FEET を取り扱っています。
ブログを読んで気になった方は是非!
当店スタッフへご相談下さ~い(^^)/

あ、そうそう。

こんなキャンペーンも現在行っていますよ~

 

本日のブログ担当:野々山
nonoyama

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