フィッティング のあれやこれ ~STIの設定方法~

クリスマス・イヴにどもども、野々山です。

今日もフィッティングの話です。

今回は、当店で行っているSTIレバーの設定方法です。


STIレバーの設定

当店でフィッティングを体験して頂いたお客様は何気なく知っていると思いますが、
STIレバーにもセッティングがあります。

 まずは↑です。
見て分かる通り、STIレバーを上から見た写真です。

STIを内向きに曲げています。
こうするのには意味があります。

それは肘を軽く曲げられるようにする為です。


肩の力抜いて、脱力すると勝手に肘は曲がります。

そのまま、腕を上げると肘は曲がったまま、親指は少し内を向いて上がると思います。

↑の状態は、肩~肘~手首までが脱力している状態です。

要は、この脱力状態のまま、STIレバーを握って欲しい訳です。

続いて、前へならえです。

これはSTIレバーが真っすぐ取り付けられている時に起きてしまう状態です。

こうなると、肘は突っ張ってしまって、前輪(ホイール)から生じた衝撃を緩和出来ずに肩や二の腕、首に痛みや気怠さが生じてしまいます。

考えて下さい。

自転車に乗車時に肘は軽く曲げると良いよ~って言われますが、曲げにくいんだよな~って思った事ありませんか?

当たり前です。
真っすぐレバーが取り付けられていたら、肘は突っ張ってしまいますから。
当店にご来店頂く新規のお客様には良く見られがちですので、STIレバーは内に曲げる事をオススメしますよ~

続いて。

STIレバーを横から見た写真です。

ハンドルバーからレバーが少しだけ仰向けになっています。
これには以前フラットハンドルでお話した手首が関係しています。

少しだけ煽っている意味としては、手首の角度を真っすぐにする為です。

こうする事で、黄色〇の部分に負担が掛からず、手首が痛くなる事がかなり軽減できます。

STIレバーの角度についてはここまでとなります。
恐らく良く乗る人程、この内容を読んでダンシング時の話を聞きたくなるのではないでしょうか。

先に言っておきます。

この調整を過度に行うとダンシングがしづらくなります。
ダンシング時に身体が前へ(ハンドルの辺りまで)出ます。
そうすると過度に煽ってしまうと手首に負担が掛かりやすくなります。

用法用量を守って正しくお使い下さい。というやつですね。

にわかはやるとトンでもない事になりますのでご注意を。

 

本日のブログ担当:野々山
nonoyama

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