ロードバイク入門!初心者でも失敗しないロードバイクの選び方〜その3 価格の違いについて〜

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こんにちは、今野です。

「ロードバイク入門!初心者でも失敗しないロードバイクの選び方」続編といううことで、今回は「価格の違い」について書いていこうと思います。

※前回の「コンポーネントの違いについて」はこちらからご確認ください→BLOG

 

初めてのロードバイクを選ぶときの注目ポイント

前回はロードバイクのコンポーネントについて、種類と特性、選ぶときの注意したいポイントをお伝えしました。→前回BLOG

今回は、価格について書いていこうと思います。

価格差が大きくてビックリ!?

ロードバイクと一言に言っても、10万円以下のものから100万円を超えるものまで、10倍もの価格差があります。
やはり、「何でそんなに違うのか」ということは、店頭でも良くご質問いただきます。

この価格差は、フレーム、コンポーネント、ホイールの組み合わせで生まれます。
それぞれの違いについては、リンクのBLOGで詳しく書いています。
1.フレーム素材の違い → フレーム素材の違いについて(BLOGリンク)
2.コンポーネントの違い → コンポーネントの違いについて(BLOGリンク)
3.ホイールの違い

例えば、コンポーネントの最高峰デュラエースのセット単体価格が約23万円ですから、
カーボンフレームにデュラエース、カーボンホイールの完成車となると、価格は非常に高くなります。

逆に、アルミフレームにクラリスなどのコンポーネント、アルミホイールの完成車は10万円を切ります。


価格による違い その1「車体重量」


まず大きく違ってくるのが、車体重量です。
※下記の重量は、全てフレームサイズ56cm(適応身長174〜182cm)の公表値です。

フレーム素材 コンポーネント ホイール素材 重量  モデル
〜10万円 アルミ mix 8速 アルミ 10kg前後  1.1
10〜15万円前後 アルミ sora 9速 / Tiagra 10速 アルミ 9.7 / 8.8kg前後  1.2 /
EmondaALR4
15〜20万円前後 アルミ 105 11速 アルミ 8.4kg前後 EmondaALR5
20〜25万円前後 アルミ Ultegra 11速 アルミ 8.0kg前後 EmondaALR6
20〜25万円前後 カーボン Tiagra 10速 / 105 11速 アルミ 8.9 / 8.8kg前後 EmondaS4/5
25〜30万円前後 カーボン 105 11速 アルミ 7.8kg前後 EmondaSL5
30〜40万円前後 カーボン Ultegra 11速 アルミ 7.4kg前後 EmondaSL6
40〜50万円前後 カーボン Ultegra 11速 / UltegraDi2 11速 カーボン 7.2 / 7.4kg前後 EmondaSL6Pro / SL7
50〜60万円前後 カーボン Ultegra 11速 アルミ 7.4kg前後 EmondaSLR6

重い荷物を背負って走るのと、軽い荷物で走るのでは、後者の方が楽なのは想像がつくと思います。自転車も同じで、やはり軽いということは大きなアドバンテージになります。
特に坂を登るというシーンでは、重量は非常に大きな要素となります。

しかし、ここで注意したいポイントがあります。

あくまでバランスよくという大前提ですが、ある程度重量があった方が平地巡行は楽なんです。
長距離を走ることを目的としたモデルでは、ある程度「軽さ」を犠牲にして、長距離向きな仕様になっている物もあります。

いわば、乗り方によってどの程度の重量が良いかが分かれてきます。
この乗り方の違いについては、次の回で書きたいと思います。

 


価格による違い その2「振動吸収性」


高価なロードバイクは主にカーボン製フレームになっています。
カーボン製だと「軽い」というのはもちろんなのですが、振動吸収性も高くなり、痛みを発症しづらくサイクリングを純粋に楽しむというところと直結してきます。

そして、ここにも注意したいポイントが!

TREKは、低価格帯のロードバイクも、実は「フロントフォーク」と言われる前輪を保持している前足の部分はカーボン製振動吸収に優れています!

アルミ製フレーム+カーボン製フォーク
モデル名:1.1
価格:93,000円(税込)

アルミ製フレーム+カーボン製フォーク
モデル名:1.1
価格:93,000円(税込)

アルミ製フレーム+カーボン製フォーク
モデル名:1.2
価格:118,000円(税込)

アルミ製フレーム+カーボン製フォーク
モデル名:1.2
価格:118,000円(税込)

軽量アルミ製フレーム+カーボン製フォーク
モデル名:Emonda ALR4
価格:149,000円(税込)

軽量アルミ製フレーム+カーボン製フォーク
モデル名:Emonda ALR4
価格:149,000円(税込)

軽量アルミ製フレーム+カーボン製フォーク モデル名:Emonda ALR5 価格:189,000円(税込)

軽量アルミ製フレーム+カーボン製フォーク
モデル名:Emonda ALR5
価格:189,000円(税込)

軽量アルミ製フレーム+カーボン製フォーク
モデル名:Emonda ALR5
価格:189,000円(税込)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

特にEmonda ALRシリーズでは、カーボンフォーク+フレーム製法も優れており、従来のアルミ製ロードバイクよりも、よりマイルドな乗り心地と、重量では低価格カーボンロードバイクを凌ぐ8kg台と超軽量です。

 

さらに、アルミ製フレームでも振動吸収性能を高めた注目モデル

振動吸収に優れたアルミ製フレーム+カーボンフォーク
モデル名:Domane ALR4
価格:169,000円

振動吸収に優れたアルミ製フレーム+カーボンフォーク
モデル名:Domane ALR4
価格:169,000円

振動吸収に優れたアルミ製フレーム+カーボンフォーク
モデル名:Domane ALR4 Disc
価格:199,000円

振動吸収に優れたアルミ製フレーム+カーボンフォーク
モデル名:Domane ALR5 Disc
価格:229,000円

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

TREKのDomane ALRシリーズは、シートチューブを独立させトップチューブ・シートステーとはベアリングを介した接合となるISOspeedという特殊なメインフレーム構造と、前方に湾曲させたベントフォーク、ダイレクトマウントブレーキや、ディスクブレーキを搭載し、キャリパーブレーキのロードバイクに比べより太いタイヤが履けるフレームとなっております。
ロングライドも痛みから解放されて楽しむことができるアルミ製ロードバイクになっています。

 


価格による違い その3「操作性(変速性能)」


ここは、やはり価格に比例して操作性は高くなります。
例えば最高グレードのデュラエースでは、軽い変速、機敏な加速反応、安心の制動力など他を圧倒する段違いの性能です。個人的にはTigra(4700系)以上がオススメです。
また、前回BLOG「コンポーネントの違いについて」でも触れましたが、チェーンなどの消耗品交換時において、アップグレードカスタムができないという問題も出てきます。

ただ、リア変速の段数8速、9速、10速、11速の変速段数の違いについて、
ロードバイク入門、初心者という点においては、さほど気にしなくて良いと思います。

1分1秒を争うレースなどでの使用、もしくはロングを疲れづらくしたいなどの使用では
とても重要な要素になってきますが、
ギアが1枚足りないことが、サイクリングで味わう楽しみを大幅に、直接的に低減させてしまうということには繋がらないと個人的には思うからです。

そして、ここで注目ポイントです。

レバー(ブラケット)の握りやすさは死活問題!

SORA(ソラ)のSTIレバー(ブラケット)
ハンドルバーとブレーキレバーとの間隔

ブラケットカバーをめくるとレバー間隔を調整するボルトがあります。

クラリスのSTI
レバー間隔を調整するボルトはありません。かわりに一枚厚めのシムを咬ますことでレバー間隔を調整します。

 

 

 

 

 

 

 

シマノコンポーネントのsora(ソラ)以上のグレードには、ブレーキレバーの間隔を調整するボルトが付いています。
ブレーキは当然とっても大事なパーツです、一回のライドで何度握るか数え切れません。
そのレバーの握りやすさはとても重要です。
クラリスのSTIもそもそもブレーキレバーの握りがし易い構造になっていますが、
乗り手に合わせたセッティングを細くできるのはソラ以上になります。

※ちなみに、私は手のひらが大きい方ですが、この調整ボルトを目一杯締め込んで、
ブレーキレバーを最大限に近づけた仕様で乗っています。
ただ、近づければ良いというわけではないので、詳しくは店頭でご相談させてください。

 

おさらい
価格による違い その1「車体重量」
注目ポイント
 「軽さは正義、しかしそうでない場合もある」※次回乗り方の違いで書きます。

価格による違い その2「振動吸収」
注目ポイント
 「高額車は振動吸収にも優れている、しかしTREKではカーボンフォークや
特殊構造を持たせた低価格帯アルミロードバイクのラインナップが充実している」

価格による違い その3「操作性(変速性能)」
注目ポイント
 「価格に比例して操作性は向上する。しかし低価格帯のコンポーネントの進化で
入門用としてはさほど気にしなくて良い。レバー調整はできた方が◎など、
はじめに知っておきたい注意点がある」

 

さて、今回は価格の違いについて書いてみました。
私的には難しいテーマだったので、よく分からない部分もあったかもしれませんが、
何かの参考になれば幸いです。

次回は「乗り方の違いについて」から
初心者でも失敗しないロードバイクの選び方を書いてみようと思います。

 


このテーマの前編、後編はこちら
◯目次
・フレーム(車体)素材の違い
コンポーネントの違い
価格の違い
乗り方の違い
・フィッティングやフレームサイズの違い ※現在ページ作成中
・メンテナンスの違い ※現在ページ作成中


 

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