ロードバイク入門!初心者でも失敗しないロードバイクの選び方〜その4 乗り方の違いについて〜

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こんにちは、今野です。

ロードバイク入門!初心者でも失敗しないロードバイクの選び方 続編! お待たせしました。乗り方の違いについて今回は書いてみます。

前編はこちらから↓
【ロードバイク入門!初心者でも失敗しないロードバイクの選び方】

 

TREK Meeting in しまなみ街道 Vol.2
〜多々羅しまなみ公園 サイクリストの聖地 記念碑前〜

先週の4月8日、9日と「しまなみ海道」へお客様と行ってまいりました。
総走行距離にして約170km(二日間)の行程でした。

写真をご覧いただくと、
Emonda(エモンダ)Domane(ドマーネ)Madone(マドン)と、
皆様思い思いの様々なモデルに乗られています。


乗り方の違いについて


最初の一台をお選びになられる時に、「まだどんな乗り方をするか何てわからないよ」という方も多いかと思います。そういったときは、「かっこよさ(主観)」と「ご予算」でお選びになられるのも良いと思います。
しかし今回は、あえて未来予想図に突っ込んだお話をしていきたいと思います。

例えば、
・通勤、通学、街乗り
・ロングライド
・ヒルクライムレース
・エンデューロ(耐久)レース
・クリテリウムレース
などなど…

誤解のないように先にお伝えしますと、〇〇には〇〇がオススメとご紹介していきますが、
あくまで「向いているモデル」と認識いただければと思います。
「このモデルは〇〇はできない」というようなことは一切ありません。
心から気に入っているモデルなら何だってできますし、ロードバイクで感じる愉しさをそのモデルでは感じられないということは無いと思っています。

それでは、早速


通勤・通学・街乗り


通勤・通学・街乗り用ロードバイクを選ぶときのポイント

駐輪時間が長い → 誰でも入れる駐輪場 → 盗難リスク大

「毎日同じ場所に、同じ時間だけ駐輪している」となると大切な自転車は、盗みをはたらく不届きものにとって、目をつけやすい状況になってしまいます。

それを回避するために、日々違うところに駐輪したり、物ゴッツイ鍵を2、3個つけて警備を厳重にしたりと対策は打てますが、切れない鍵はないと思っていただいた方が良いです。

ですので、あまり高価なものは、避けた方が良いと思います。

特に、転売目的とした窃盗はシリアルナンバーが刻印されたフレームはではなく、シリアルのないコンポーネントやホイールを盗む目的で行われることが多いようです。

ただ、窃盗をはたらく◯ソ野郎のために、大切な通勤時間を楽しくないものにしたくない!
私はそう思うので、しっかり楽しく走れるモデルというのも絶対に外せないポイント。

TREKではこんなモデルがオススメ!!

モデル名:1.1 オレンジ 価格:93,000円(税込)メインコンポがクラリスのため、パーツ転売を目的とした窃盗被害には会いづらいと思われます。

モデル名:1.1 シルバー 価格:93,000円(税込)メインコンポがクラリスのため、パーツ転売を目的とした窃盗被害には会いづらいと思われます。

モデル名:1.2 ブルー
価格:118,000円(税込)メインコンポがソラのため、パーツ転売を目的とした窃盗被害には会いづらいと思われます。

モデル名:1.2 マットブラック
価格:118,000円(税込)メインコンポがソラのため、パーツ転売を目的とした窃盗被害には会いづらいと思われます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


ロングライド


ロングライド用ロードバイクを選ぶ時のポイント

100kmを超えるようなロングライド → 体への負担を減らしたい → 楽しむ!に直結

短い距離だと、特段痛みを感じない路面からの振動ですが、小さな振動による疲労が蓄積し100km以上となると痛みに変わってきます。
痛みを感じてしまうと、楽しいはずのサイクリングが苦行、我慢大会になってしまいます。

振動吸収に優れたモデルを選択することで、痛みから解放され純粋にサイクリングを楽しむという本来の姿へ直結していきます。

TREKではこんなモデルがオススメ!!

振動吸収に優れたアルミ製フレーム+カーボンフォーク
モデル名:Domane ALR4
価格:169,000円

振動吸収に優れたアルミ製フレーム+カーボンフォーク
モデル名:Domane ALR4
価格:169,000円

振動吸収に優れたアルミ製フレーム+カーボンフォーク
モデル名:Domane ALR4 Disc
価格:199,000円

振動吸収に優れたアルミ製フレーム+カーボンフォーク
モデル名:Domane ALR5 Disc
価格:229,000円

フルカーボン+振動吸収に優れたISOspeedテクノロジー&ベントフォーク搭載 Domane S4 235,000円(税込) 10speed フル ティアグラ コンポ

フルカーボン+振動吸収に優れたISOspeedテクノロジー&ベントフォーク搭載 Domane S5 249,000円(税込)11speed フル105コンポ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

フルカーボン+振動吸収に優れたISOspeedテクノロジー&ベントフォーク搭載 Domane S5 Disc 298,000円(税込)11speed フル105コンポ

フルカーボン+振動吸収に優れたISOspeedテクノロジー&ベントフォーク搭載 Domane S6 359,000円(税込)11speed フル105コンポ

Emonda S5 220,000円(税込)11speed フル105コンポ

Emonda S5 220,000円(税込)11speed フル105コンポ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


ヒルクライム


 ヒルクライム用ロードバイクを選ぶときのポイント

登坂を誰よりも早く! → 軽量性が大きなアドバンテージ → 反応の良さも武器に!

坂道を登る際に一番の敵となるのは、重量です。荷物を背負って坂を登るのと、何も持たずに坂を登るのとをご想像していただければ一目瞭然かもしれませんが、軽いというのは大きなアドバンテージとなります。

自転車を軽くするには、フレームチューブ(トップチューブ、ダウンチューブなどなどのパイプ)を太くし肉薄にすることで強度を保ちながら幾らでも軽くできます。

しかし単に太く薄いパイプは硬すぎて、乗り心地も膝への負担も大きくなってしまう傾向にあります。反応も強く速すぎるためフレームの反発に負けて膝を壊してしまうということもあります。
もっと言えば、耐久性に置いても低く、そして空気抵抗は大きくなっていきます。

 

何が言いたいのかというと、軽さや反応の速さは大きなアドバンテージとはなりますが、
それだけでは、自転車全体の完成度は高くないということです。

さらに、ヒルクライム用といっても「ずっとヒルクライムだけの道」なんてありません。
ヒルクライムをやりたい!という方も、もちろん平地も走るのです。むしろ平地の方が多いとおもいます。

TREKではフレームの各部位で、どのような性質が必要なのかを相当の費用をかけて研究し続けています。TREKに乗ればわかる、TREKは乗り心地がいい、とよく言われるのはこの研究が正しい方向でサイクルしているからです。私が個人的に大好きな写真をご覧ください。

無数のセンサーを自転車の各部位に取り付け、コンピューターを背負ったライダーがテストします。

また多くのトッププロレーサーからのフィードバックと、業界唯一の解析エンジニアによるさらなる進化を、私たち一般ライダーのためだけに具現化されます。

車業界の方には怒られるかもしれませんが、F1の開発チームが一般人向けのレーシングマシンを開発するでしょうか?自転車、ことTREKではそれが行われています。

上で書いた三角形のフレームチューブ形状による性質の違いでは、それぞれの性能は相反していると記載してますが、とても高いレベルで両立しているモデルも存在します。

TREKではこんなモデルがオススメ!

TREK史上最軽量アルミロードEmonda ALR4 149,000円 ブラック(税込)10speed フル ティアグラ コンポ

TREK史上最軽量アルミロード Emonda ALR4 149,000円(税込)マットレッド 10speed フル ティアグラ コンポ

TREK史上最軽量アルミロード 8.3kg  Emonda ALR5 189,000円(税込)マットグリーン 11speed フル 105コンポ

TREK史上最軽量アルミロード 8.3kg  Emonda ALR5 189,000円(税込)ブラック 11speed フル 105コンポ

TREK史上最軽量アルミロード 8.3kg  Emonda ALR5 189,000円(税込)チームカラー 11speed フル 105コンポ

TREK史上最軽量アルミロード 8.2kg  Emonda ALR6 249,000円(税込)ステルスカラー 11speed フルアルテグラ コンポ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

Emonda SL5 シルバー 299,000円(税込) 実測 7.4kg(52cm)フル105コンポーネント

Emonda SL5 シルバー 299,000円(税込) 実測 7.4kg(52cm)フル105コンポーネント

500 OCLVカーボン
フル アルテグラ コンポ
完成車重量7.2kg!!
[ Emonda SL6]
339,000円(税込)

500 OCLVカーボン
フル アルテグラ コンポ
完成車重量7.2kg!!
[ Emonda SL6]
339,000円(税込)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

Emondaシリーズでは、アルミでもカーボンでも非常に軽く、そして乗り心地も非常にいいです。
最上級モデルのSLRは少し硬めな印象ですが、私たち一般人でも乗りこなせますし、プレミアムなバランスの良さです。フレームの反発リズムと合うとスタタタッーンと軽やかに羽が生えたように加速してくれます。
本屋大賞と直木賞ダブル受賞の『蜜蜂と遠雷』のように言葉にできないものを言葉で伝えられる文章力があればと嘆くばかりです…

 

 


エンデューロ・クリテリウム


※エンデューロ
8時間耐久エンデューロなど、制限時間が決まっていて何周回れるかを競うレース。
※クリテリウム
規定周回をどれだけのタイムで回れるかを競うレース。


エンデューロ・クリテリウム用ロードバイクを選ぶときにポイント

おもに平地 → 空気抵抗が最大の敵(戦略とかは置いておいて) → 平地番長MADONE

平地での最大の敵は空気の壁です。目に見えない空気の壁も実は非常に大きな抵抗となります。
一説には、10φの丸円柱と、縦横数十(空で思い出せずにすみません)φの翼状が同じ空気抵抗らしいです。ブレーキやシフターケーブルの太さとMADONEのダウンチューブくらいの大きさ比だったと記憶してます。

さらにMADONEは横から吹く風の影響も考え、KVFという特殊な形状を身にまとい様々な風に対する影響を考えた設計となってます。今となっては色々な会社がKVFを取り入れてますが。

ただMADONEはハイエンドモデルのみのラインアップ展開となっておりますので、1台目としては少々ハードルが高くなってます。しかし1台目だとしてもそれを選んではいけないということは、もちろんございません。

MADONEは縦に偏平させたパイプ形状を持っていますが、DOMANEで培われたISOspeedテクノロジーを搭載し乗り心地も良くなっています。

一番最初に挙げた「しまなみ海道」でもMADONE乗りのお客様と「MADONEって速いよね、ムフっ」っと言いながら、二人で集団を追いながら話してました…
ライダーである自分自身は空気で押し戻されているのは感じるものの、MADONEは「まだまだいけるぜっ!」って、踏め踏め!と言っているように感じるんです…

何よりもワイヤー類がほぼフレームの中に収まっているこの形状がなんともカッコイイのです。
言い出すときりがないくらい。私は全然MADONEの性能を発揮させられていないですが、そんな私でも乗るたびに至福の瞬間を感じます。20年近く自転車に乗ってきてこのバイクに出会えたことが幸せだと思えるのです。もちろんEmonda,Domaneも非常に良いです、上記に書いたことは嘘ではないです。お金があれば全て所有し、それぞれの場面で使い分けたいくらいです。

エンデューロ・クリテリウムで魅せる!とお考えの皆様は、ぜひMADONEにも一度乗ってみてください。
もちろん、それ以外でも。ちなみに私は昨年も、今年も6月にMt富士ヒルクライムにMADONEで参戦いたします。

 

まとめ
正直申し上げて、最初の一台ですからフォルムなど気に入ったものが最高の一台、思入れがある一台になると思いますので(これまでの文はなんだったんだと思ってしまいますよね…)何ができるできないはありませんから主観でお選びいただければ良いと思うのですが、どう違う、どんなことに向いているのか、それはお伝えしておきたいところだと思います。文章では伝えきれないものも数多くございますので、一度ご相談頂けると宜しいかと思います。
失敗もしても良いかもしれませんが、できれば失敗しないお買い物をしていただければと思います。

よろしくお願いいたします!

長々とお付合いいただきありがとうございます。

次はフィッティングやフレームサイズの違いについて書いてみたいと思います。

 


このテーマの前編、後編はこちら
◯目次
・フレーム(車体)素材の違い
コンポーネントの違い
価格の違い
乗り方の違い
・フィッティングやフレームサイズの違い ※現在ページ作成中
・メンテナンスの違い ※現在ページ作成中


 

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