大解剖の時間です!2018 TREK Emonda SL(NEW) カーボンロードバイク

こんにちは、今野です。

先日、衝撃的な発表をされたTREK2018年モデル。

フルモデルチェンジを果たしたEmonda SLRはまだ届かないのですが、

店頭には既にミドルグレードのEmonda SL5 が 50.52.54.56cmサイズで揃っております!!
SLシリーズはモデルチェンジではなく、マイナーチェンジ。

そこで!お待ちかねの大解剖の時間です❗️

 


まずはスペックを確認してみましょう〜


2018 Emonda SL5 定価230,040円(税込)
フレーム:500 OCLVカーボン
フォーク:アルミコラム、カーボンブレード、アルミドロップ
コンポーネント:Shimano 105 (5800) 統一 11速 ❇︎ダイレクトマウントブレーキ
ホイール:Bontrager TLR

2017 Emonda SL5 定価299,000円 →SALE 239,200円(税込)
フレーム:500 OCLVカーボン
フォーク:カーボンコラム、カーボンブレード、アルミドロップ
コンポーネント:Shimano 105 (5800) 統一 11速
ホイール:Bontrager Race
昨年とのスペック変更点は、

・フォークのコラム部分がアルミになりました
・ホイールがTLRに1ランク下がりました

と言った具合です。

ただホイールは後々レースを目指す方は、そもそも交換をされる方が多いですし、
TLRは耐久性が高いので、普段使い用としても良しです。

ステアリングコラムに関しては、
レースやロングライドをしたいという方はカーボンコラムのSL6がオススメですかね。
しかしSL5のアルミコラムであってもメーンフレームが500 OCLVですし、
この価格ですから。いや文句の付けようがないです。(価格を聞いて正直驚いたどころか、ちょっと眩暈が…)

では、早速


2018 Emonda SL5を穴があくほど見てみましょう〜


 

私が目で開けた穴です嘘です。BBシェルです。
(BBシェル:フロントギアの中心軸シャフトを左右で保持するベアリングを圧入する部位)

BB:非常に綺麗にカーボン成形されており、2017と遜色ありません。ロードでは最大のシェル幅「BB90」は、踏み込みと加速のダイレクト感が素晴らしいです。

フレーム内部もとても綺麗で、品質が高いことが窺えます。

 

しっかりと500 OCLVのラベルがプリントされております。

 

ヘッドチューブ:綺麗な樽型。2017と全く区別がつきません。この辺りの形状ゆえかダンシングでもシッティングでも、よじる力に対しても安心感のある反応してくれます。

 





トップチューブ、ダウンチューブ、シートステー:Emondaの反応の良さに反比例するかのような快適な乗り心地に裏付けされた曲線美を描くチュービング。綺麗です。
横剛性は高く反応が早い。それとは相反して、お尻への突き上げがマイルドです。軽量バイクにありがちなカッタ〜い乗り味ではありません。
それは、おそらくカーボンのレイアップなど見た目ではわからない部分と、このように横に大きく扁平させたトップチューブ、ダウンチューブ(BB付近)、シートステーの形状も一役かっていそうです。

詳しくはこちら→http://trek.scene7.com/is/content/TrekBicycleProducts/Asset%20Library/tech-docs/2018-emonda/TK17_Catalog_Emonda_Tech_Guide_jp.pdf

 

左右のチェーンステー:アシンメトリーデザインはもちろんの事。すべてのサイズで一貫して同じ感覚が得られるよう、カーボン素材を構成する繊維までそれぞれのサイズに合わせている、という徹底ぶりには感服してしまいます。

詳しくはこちら→http://trek.scene7.com/is/content/TrekBicycleProducts/Asset%20Library/tech-docs/2018-emonda/TK17_Catalog_Emonda_Tech_Guide_jp.pdf

 

ブレーキマウント:ダイレクトマウント式へ変更されたのも2018の特徴です。ダイレクトマウントになることで、28Cまでのタイヤが履けるようにるので、より走りのフィールドを広げてくれますし、クッション性が上がるので、体への負担も軽減させることができますね!

 

アルミドロップアウト:2017と全く見分けがつきません。強いて言うなら使う六角レンチが2mmから2.5mmになったのと… みなさまにはあまり関係ありませんね。問題な〜し❗️

 

センサー内蔵:もちろんBontragerのDuotrapSをオプションで内蔵させられます!乗り手の気持ちがわかってる開発エンジニア。アクセサリーの取り付けにも気を使っているのが相変わらず嬉しいところですね。

 

フォーク:コラム(写真で私が持っている部分)がアルミに(SL5)。カーボンフォークブレードはこの微妙な曲線がEmondaらしく、2017と見分けはつきません。(SL6はカーボンコラムです)

 

フロントブレーキマウント:こちらもダイレクトに。理由は一緒ですね。

 

解剖結果
正真正銘の500 OCLV カーボンロードが230,040円で手に入る時代が来た!
ということでした。

 


試乗もしてみました!


ダイレクトマウントブレーキとアルミコラムになり、と若干重量アップになったので、どう違いを感じれるかなと思いながら試乗しましたが、やはりTLRホイールになった分、少し加速にモッタリ感がありましたが、その感覚の奥にあるのは紛れもなく500 OCLV(SL)の乗り味。試しにホイールをRaceに変えて乗ってみたところ、乗り慣れたあのEmonda SLでした。

Emonda SLは踏み込みと同時にスルスルッと加速し、とっても気持ちいいです。
軽量であること、踏み込みの力を無駄にしない最適な設計がそうさせるのだと思いますが、
これは、乗っていただかないと中々分かりづらいと思いますので、

一度乗ってみてください。試乗車もご用意しております。

ただ、あえて言うならアルミコラムなどの影響か少し硬さを感じたので、タイヤは若干太めがオススメかなと思いました。が、よく見るとこのNEWタイヤ少し太くない?ということで、ノギスで測ってみたところ、1mmほど太くなっていました。

2018 R1 700×25C 実測26.5mmほど

2017 R2 700×25C 実測25.5mmほど

R1タイヤが標準で装備されているので、タイヤの交換時期が来たらR3あたりに交換すると、かなり良くなると思いました。

 


今なら色々な中からお選び頂けます。


2017モデルも若干数残っておりますので、今なら色々と見比べでき、沢山の中から大切な1台をお選びいただけると思いますので、ぜひご来店の上ご相談ください。

 

最後までお読みいただきありがとうございます。
これからも大解剖は続けていきたいと思います。

よろしくお願いいたします。

今野

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