ジャパンカップに行ってきました!〜宇都宮 Vol.2

こんにちは、川村です。

 

前回はジャパンカップの記事を書いたつもりが、レースが始まる前の出来事で終わってしまいましたので、今回は土曜日のクリテリウム、日曜日の本レースの出来事について紹介させていただきます。


ジャパンカップの楽しみ方


土曜日 Morning

土曜日はクリテリウムレースが行われますが、その日の朝には本レース会場の古賀志林道でジャパンカップに出場する選手達と走れるフリーランが行われます。ゆっくりペースで時には選手が背中を押してくれることもあるので、憧れの選手と一緒に走ってみたい!そんな方にピッタリのイベントです。(参加には事前の申し込みが必要です。)

私も古賀志林道に向かおうと朝から宇都宮市街を出発したところ、なんとそこには自走で会場まで向かう選手の集団が!!

ロットNLユンボを先頭に走る大名行列に参列し、一路古賀志林道へ。別府史之選手とアラファチ選手の後ろを走り感無量でした。(選手とハスらないことに必死だったので写真はありません…。)


土曜日 PM

土曜日の午後はクリテリウムレース。クリテリウムとは公道を交通規制して短い周回コースを作り、周回を重ねて順位を競うレースです。

ジャパンカップでは土曜日に宇都宮市街を舞台にしてクリテリウムレースが開催されます。

本レースの上りステージとは違い、スプリンターの活躍と疾走するプロトンのスピード感を間近に感じられるのが見所です。

パレードラン。Trek Segafredoの選手たちの登場です!

昨年の倍近い129人に増えた出場選手。集団が通り過ぎる時の迫力が違いますね!

最後の直線でスピードが上がる集団。レースに勝利したのはTrek Segafredoのジョン・デゲンコルブ選手!

日曜日 Morning

さてさて、いよいよ本番のジャパンカップ当日。

本レースの朝はファンも選手も早めのスタート。会場の古賀志林道まで宇都宮市街から15kmほど。公共交通機関などはないですが、会場までは宇都宮駅からシャトルバスが出ているので、そちらを利用する手段があります。

しかし、行きのバスは皆さまバラバラのために混雑は少ないですが、帰りのバスはタイミングが重なるために順番待ちの長蛇の列となる恐れがあります。私も寒さの中で1時間以上待った経験があります。

そこで、私がお勧めしている移動手段は宇都宮市で運営しているレンタルサイクル。これならバスや駐車場の待機する時間もありません。

お値段はスポーツ車で1日1000円、一般車は300円とシャトルバスの運賃よりもお安くすみます。

 

古賀志林道の駐輪場に自転車を止めたら観戦ポイントまでひた歩きます。私が毎年観戦しているのは山岳ポイントとなる頂上手前のつづら折れのコーナー。通りすぎた選手がまた目の前の坂を駆け上がっていく姿が見れるのでオススメです。

 

 

レース前にコースを試走する選手が数名、主にファーストアタックを狙っている選手が早めにエンジンをかけるためなのですが、こんなところを見られるのも現地観戦の醍醐味。

 

ファーストアタックを仕掛けたのはTeam Ukyoのオスカル・プジョルとKINAN Cycling Teamのマルコス・ガルシア。

続いて通過するのはメイン集団。前の二人に追い付こうとブリッツをかけるのは、Lotto NL Jumboのクーン・ボーマン。TrekとLotto NLの牽きで集団は1周目からハイペース。

ボーマンが先頭に追い付き、3人の逃げグループは終盤まで続きました。

宇都宮ブリッツェンがコントロールし、ペースが落ち着いた先頭集団。それにしても近い!

一際大きな声援が飛ぶのは、元Trek Segafredoの選手で現在は監督を務めるポポヴィッチ。こちらに手を振ってくれました。

神々しく日が差し込む山頂ポイントゲート

場所を変えて、山岳ポイント前のメイン集団。Trek Segafredoが前方に付けます。

一緒に逃げていた二人を引き離し、単独で先頭を走るクーン・ボーマン。

逃げは全員吸収され、最終周。Mitchelton Scottのロブ・パワーとLotto NL Jumboのアントワン・トルークの一騎打ち。勝負を制したのはスプリント力で勝るロブ・パワーでした。

帰りは帰宅する人で一斉に混み会うので、シャトルバスで帰るには順番待ちの長蛇の列。宇都宮へと帰る道路も中々進まない交通渋滞。

しかし、自転車であればそんな心配もなし!

運が良ければ選手たちと遭遇することも…?

宇都宮に着いたら、お祭りも終わり。

名残惜しいですが、輪行袋に自転車を入れて家路につきます。

また来年が待ち遠しいですね…。


ヨーロッパが主な舞台となるサイクルロードレース。日本のファンの方が実際にそのレースを見ようとするには距離や渡航費など、中々気軽には行けないものです。

しかし、ジャパンカップは一年に一度、海外のトッププロ選手達が来日し、目の前で繰り広げられるレースを見ることができます。

言わば、日本のロードレースファンの方々のご褒美ですね。

また、観るだけではなく、フリー走行などで選手と一緒に走ることができることができるのもジャパンカップの楽しみ方の一つです。

もし、実際にロードレースを観戦してみたい!と思った方は来年、宇都宮に足を運んでみてはいかがでしょうか。

来年まで待てない!という方、ツアー・オブ・ジャパンや国内ツアーのJProツアーなど国内でも観戦できるレースも沢山あります。

自転車に「乗る」楽しみ方のほかにも「観る」楽しみ方も興味を持っていただけたら嬉しいです。

 

最後までご覧頂きまして有難うございました。

川村

Follow me!