ジャパンカップ2019 番外編 TREK Segafred選手たちの使用機材をレポート

こんにちは、川村です。

先日のブログにてジャパンカップの3日間の模様をお伝えしましたが、今回は番外編ということで、ジャパンカップでTREK Segafredoの選手たちがどのような機材を使用しているのか実際に見ることが出来たのでレポートしていきます!

こちらがTrek Segafredoの選手たちが乗るバイクです。

手前から、ジュリアン・ベルナール選手、バウケ・モレマ選手、ジュリオ・チッコーネ選手のバイクです。3選手ともにEmonda SLRを用意しているところも今年のジャパンカップでの本気度が伺えますね!


謎のXXXハンドル!?エース バウケ・モレマ選手のバイク

エース選手と言えば、どのチームもスペシャルな仕様、特別なカスタマイズが施されていることが多いですが、モレマ選手も例外ではありません。ツールを沸かせたMolten MarbleカラーのEmonda SLRにも拘りがいっぱい隠されています。

1番に目を引くのはハンドル! 現行のBontragerハンドルのラインナップにはない、ステム一体型のハンドルを使用していました。パッと見た感じでは材質は現行のXXXハンドルと変わりなく、Blenderマウントを取り付けるネジ山も見受けられました。

正面から見るとより分かりやすく、現行のXXXハンドルよりエアロ形状になっています。

このハンドルのもう1つのポイントはオイルホース出口、写真で見ても分かるようにハンドル内部を通ったオイルホースがステム下部分から出ています。ヘッド周りのワイヤー・オイルホースが内装式ではないEmondaですがこれならスッキリですね!

ハンドル位置は厚みが薄いトップカバーを使い限界近くまで下げたポジションに。前傾深く上半身を揺らして走るモレマ選手らしいセッティングでしょうか。

モレマ選手が愛用するサドルは快適性が特徴のArvada PROサドルでした。

ジロ山岳賞&マイヨ・ジョーヌに袖を通したチッコーネ選手の山岳バイク

今年のジロ・デ・イタリアで山岳賞、ツール・ド・フランスでは2日間に渡りマイヨ・ジョーヌを着用したチッコーネ選手は赤いTeam IssueのEmondaを使用していました。

身長173cm(本人談)と日本人に近しい体格の彼は52cmサイズに乗っていました。

ハンドルは振動吸収性に優れるIsoCoreハンドルにIsoZoneパッドを使用し、バーテープにはGel Corkを選択していました。ハンドル周りの快適性を重視した拘りが見えますね!

プロ選手支給品の赤いXXXステムもいいですね〜!

気になるサドルはAeolusサドルかと思いましたが、それにしてはノーズが長め。シルエットはフルカーボンのXXXサドルに似ていますが、しっかりとクッションも付いているのでプロトタイプのものでしょうか。


2選手ともにEmondaですが、乗り心地を重視した拘りが見えるところが興味深いですね。4〜5時間に及ぶレースを1年間通して戦う選手たち故のカスタマイズでしょうか。

選手の使用機材を見られて感動の川村でした。

本日のブログ担当:川村

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