こんにちは、スタッフ須賀です。
今回は久し振りにホイールについてのブログです!
先日の店長野々山のチューブについてのブログで「スポークについては須賀が。。。」と振られたので、
今回はスポークのパターンについて紹介していきます!
パターンを色々と紹介するとなが~いブログになってしまうので、今回はピンポイントでラジアル組のみです!
他の組み方はまた次の機会に紹介していきます。
ちなみに、先日ネタを振られたブログは下のリンクをクリック!!
「スポークパターン」と書いていますが
「スポークパターンとは?」なんて声が聞こえそうなので、
分かりやすく言うとスポークの組み方とクロス数の事だと思ってください。
(カッコよく聞こえるのでスポークパターンと書いてます笑)
リム、ハブ、スポークの種類はもちろんですが、
この「組み方」によってもホイールの性能、乗り心地が大きく変わってきます!
もちろんそれぞれのパターンでメリットデメリットが存在します!!
そして、なぜこんなコアな内容なブログを書くのかですが、
「手組のオーダーをしてみたいけどどうすればいいのか良く分からない」と言う方もいるのではないかなぁ。。。
と思ったので参考程度に簡単に書いていきます。
ここから本題のラジアル組の紹介!
こちらお店に転がっていたPARADIGM COMP TLRホイールさん
完成車のフロントホイールに付いてくる奴ですね~
ハブからリムにかけてスポーク同士がクロスすることなく放射状に伸びているのが分かるかと思います。
リムブレーキモデルのロードバイクのほとんどがフロントホイールにこのラジアル組を採用しています。
メリットとしてはスポークの長さが最小限で済むので他の組み方より少し軽量に組むことが出来ます。
またスポークの長さなどの関係によって空力も良くなります。
デメリットとしては、
スポーク同士が支え合っていないことによる横剛性の低さ、
ハブとリムが一直線で繋がっている事で突き上げの振動をもろで受けるので、ハンドルに伝わる振動が他の組み方より強くなります。
他にも、GOKISOハブのブログで紹介した通り振動はハブベアリングの回転を妨げるので、ハブの回転が渋くなってしまいます。
リアホイールをラジアル組にすると駆動時の力でスポーク折れのリスクが高くなるので基本的に使われません。
また、ディスクブレーキモデルのフロントホイールもリムブレーキモデルよりスポークに掛かる負荷が大きくなる為使われる事はありません。
今回はラジアル組を簡単に説明しましたが、次回はディスクブレーキモデルのフロントホイールによく使われる「逆イタリアン組」を紹介致します!
ではでは~
本日のブログ担当:須賀