ベアリングのお話

一般的に呼ばれているベアリングと呼ばれているのは、鉄系の物が多いです。
そしてセラミックベアリングにすると回転が軽くなる!
は聞いた事があると思います。

今回はベアリングの素材について書いていこうと思う田子です。
こんにちは。

ベアリングと言えば「ほぼコレ」です。
球と受け部分の素材は鉄系でグリスによって潤滑されます。
ステンレスベアリングとスチールベアリングがありますが、基本的にはどちらも鉄系の素材なので潤滑は必須です。
安価で入手しやすい素材となりますが…
精度や設計寸法によって仕様が違う事もあるのでメーカー指定の物を使ってください。
ベアリング本体の寿命にも影響しかねませんので…


入手しやすい金額のセラミックベアリングもあり、セラミック球に金属の受けの物が主流です。
このタイプもグリスによる潤滑は金属ベアリングと同じく必要となります。
セラミックと鉄の硬度差があり、素材にもよりますが倍程度の硬さの違いがあり…
グリスで潤滑しないと、柔らかい素材の方が削られます。


セラミックスピードのベアリングは受け側が鉄系の素材でした。
素材自体の強度を上げたり表面のコーティングなどで耐久性を上げてます。
セラミックスピードのベアリングは専用グリスを5000~10000キロごとに給油が必要となります。


フルセラミックベアリングは店頭だとプーリーにしか付いてなく…
プーリーのメーカー名はテープで隠してますので気になる方は、お店のカウンター置いてあるので是非!
これは医療用の機械や精密機器の製造現場でオイルやグリスで潤滑出来ない所での使用が多い様です。
こちらは受けも球もセラミックなので潤滑が不要!
ダストシールも無いので絶対的な回転の軽さがウリですね!

特に自転車パーツの中で回転数が1番高いのはプーリー部分なので、ここにフルセラミックベアリングを使うのは有りでしょう!
錆びない耐薬品性が高く硬度が高いので多少の遺物が入ってもはじき出すとおもいます。

簡単にですが、ベアリングの素材の種類
鋼球
セラミックベアリング
フルセラミックベアリング
の3種類を紹介してみました。

ちなみに、BBのスチールベアリングのシールを外して無潤滑で実走テストをした事がありますが…
荒川CR1ライド、100キロ程度でベアリングがゴリゴリ…
シールやグリスを抜くと回転は軽くなりますが、スチールベアリングだと耐久性に難ありなのと力が加わった時には潤滑不良で重くなります。
BB以外でもグリスを必要としているベアリングの場合はシールを外したりしないでください。

Follow me!