こんにちは、スタッフ須賀です。
今回はちょっとマニアックなブログです。
当店で行っている特殊な作業をご紹介致します。
今回紹介するのはボトムブラケットシェルのフェイシング作業です。
皆様ボトムブラケットシェルがどこか分かりますでしょうか?
ボトムブラケット、BBなんて呼ばれるパーツを受けている部分のフレームになります。
写真の横向きのパイプのとこです。
フェイシング作業とは?
フェイシング作業と書いていますが聞きなじみのない言葉ですね。
フェイシングとは、表面を平らに削る作業の事です。
表面を削る作業になるので、主に金属のフレームで行う作業になります。
カーボンのフレームでやった日には…
なぜフェイシング作業が必要なのか?
これは作業の様子を見ると分かりやすいので、
まずは写真と共に作業の様子をご紹介します!
フェイシングで削るのは赤丸で囲ったBBシェルの側面部分です。
この側面は平らな方が都合が良いのですが、溶接時の熱変形や、塗装によって若干の凹凸が出来てしまいます。
この凹凸が大きいと、取り付けたBBに歪みが出てクランクの回転性能に影響が出たり、ドライブトレイン周りのトラブルに繋がります。
上の動画のように左右から削っていきます。
作業を進めていくと写真のように一部だけ塗装が残るところが出てきます。
ここが周りに比べて凹んでいる部分という事になります。
削れていなかった部分まで削りきるとキレイに平面が出ます。
これで作業完了です!
この車両は性能に若干の問題があった為フェイシング作業を施しました。
問題は解消されて、回転もスムーズに!!
当店ではこの様な車両に特殊作業を施しています。
問題のない車体に作業をしても精度が良くなる為、性能アップに繋がります!!
他にも変わった作業をやっていたりするので、今後もご紹介していきます!
本日のブログ担当:須賀
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