2020 新型 Domane SLR 試乗車!大解剖!|TREK 駒沢 最新ドマーネはどうなってるのか?

こんにちは、今野です。

TREKで随一の振動吸収性を誇るロードバイク「Domane(ドマーネ)」満をじしてフルモデルチェンジいたしました!

そしてすでに新型Domaneの試乗車もご用意しております。

<新型Domane 試乗車>・Domane SLR 7   ・Domane SL 5

もっと詳しく知りたい!という方はブログ後半で、新型Domane SLRの大解剖もしておりますのでどうぞ。

もともとDomaneはパリ・ルーベなどの荒れた石畳を走るクラシックレース向けに開発された「ピュアレーサー」

ですが、、

その高い振動吸収性は多くの一般ライダーがロードバイクに求める「快適さ」に合っていて、「レーサー」という域を超え、ロードバイクでロングライドやグルメフォンドなどなど、レースだけでなく、家族や友達と遠くへ足を運び景色やご当地の美味しい食べ物を楽しむ!という生活スタイルにもマッチしていきました。

こちらIsoSpeedを紹介している動画 1:05 あたりにも注目してご覧ください。

 

「痛くないから、Domaneに乗ればどこまででも行けそうだよ!」

そんなお声をこれまでも沢山頂いてきました。

さぁ今回発表された 第三世代(MK.3)の Domane は、私たちにどんな驚きを与えてくれるのでしょうか?

1時間のライドで1分短縮!!?

振動吸収性のアップがスゴイ!

トップチューブ式のIsoSpeedになった事で、全てのフレームサイズで狙った通りのしなりを実現したんですね!

ケーブル類はヘッドチューブの裏側からフレーム内にルーティングっ!

後半の解剖の項でも詳しくご紹介!!

新型 Domane SLR 7  新型Domane SL 5 共に 試乗車をご用意しております!

ご試乗はもちろん無料。店頭にて身分証明書の確認と誓約事項の確認を願いしております。

 

さて、それだけではツマラナイというお客様!

お待たせいたしました、、

新型 Domane SLR “MK.III ”  大解剖のお時間です!!

もっともっと深くそのバイクを知りたい。そんなお客様『 解剖 』お付き合いください。

2020 Domane “MK.III ”

どでかいこちらの穴に刺さるのは、振動吸収の最大の要であるIsoSpeed
第六世代 Madone SLRでブラッシュアップされた、トップチューブに刺さる新形状。

ダンパー機構もしっかりと受け継いで、以前のモデルに比べて最も固いセッティングで振動吸収性は14%向上、最も柔らかいセッティングでは27%向上しています。

7/26現在、試乗車のご用意ができておりますので、どんな感じかはぜひお試しください。

SLRのメインフレームは一体型のダイヤモンド形状。この一体型がとても重要で、

・IsoSpeed以外は一体型なので横剛性がよりしっかりした設計が出来て、ペダルを漕いだ力がしっかりとスピードになってくれます。

・そして、独立したIsoSpeedの搭載でスピードは犠牲にせずにお尻に突き上げてくる嫌な振動はいなしてくれる

素晴らしきIsoSpeed

・新型のトップチューブ式になる事で、フレームサイズが小さくても大きくても、理想の振動吸収性を再現できます。

 

本来相反する要素ですからTREKエンジニアに本当に感謝です!!みんなどこまででも行きたくなっちゃいます。

そうそう、最上級の700OCLVカーボンなのです、新型Domane SLR。
ProjectOneではヘッドチューブがH1.5フィットの新しいフィットで、プロエンデュランスジオメトリーも登場する予定です。ちょっと前傾が深い攻めたジオメトリーをご所望の方はもう少し待ったほうが良いかもしれませんね。

もう一つ、がっつり変更されたのがBBです。クリスキングが元祖のT47規格のBBです。
要はネジきりのBBなのですが、左右のベアリングとクランクをしっかり垂直に出来ますよ、さらに丈夫で整備性が高いのだとか。

フロントIsoSpeedは前作Domaneから引き続き同じ機構(フォークコラム自体をしならせる構造)となっております。

それと、ここがMK.IIIのミソ!

エアロです。

後ろをズバッと切り落とした、現在のエアロロードでは当たり前になってきているKVF(カムテールバーチャルフォイル)のチューブを多用しています。このKVFも元々はTREKが一番最初にMadoneでやったんですよ!

Domaneは快適性が高くロングライドに好まれるモデルですが、ロングライドであっても空気抵抗が少ない=もっと遠くへ行ける! エアロダイナミクスって決してスプリントとかレースにだけ恩恵があるものじゃない。

ヘッドチューブの下側のエラみたいな形状もエアロダイナミクスのためにシェイプさらたものです。

正面からみると魚人族みたいで可愛いです。
なんでもそうだと思うのですが・・機能性を追求していくと生き物の姿に似てくるような気がする・・・

フォークにもこんな感じで変わったシェイプになっていて、、

シュピンッ!こんな感じでフォークショルダーとメインフレームがフィットします。

フォークは、どストレートではなく、ちょっとベントです。

こうやってみると少しわかりやすでしょうか?

さてこの流れで、ホイールやタイヤサイズに話を移したいところですが、
新型フレームはこんな所まで気が利いちゃってます!
それが、ダウンチューブに開いたこちらの大穴・・

 

なんとストレージボックスが付いて、写真のようにタイヤレバー・CO2インフレーター・CO2ボンベ・チューブなどがフレームの中に入れられるようになっています。

※ストレージボックスの蓋にはルチツールが取り付けられるようになっています。専用マルチツールは現在入荷待ち。

今までサドルバックなどに常備されていた方も多いと思いますが、今度はフレームの中に、そして車体の下側に取り付けられる事で、重心が下がりより安定感が高くなります

フレームはより快適に、より空気抵抗が少なく、より重心を下側にできるように設計されている事が分かりました。

続いては足回り、ホイールに目を移していきましょう。

ホイール:Aeolus Pro 3V TLR   タイヤ:R3 700 x 32c

リムの内幅は25mm、外幅は32mmと超ワイドリムで、タイヤも32mmが標準で付いています。
Domane の最大許容タイヤサイズは38mm。

こうなってくるとオンロードはもちろんグラベルも十分に対応できます。ただ、それだけじゃないんです。D3デザインのリムは空気抵抗にも優れています。そう、ここもエアロです。

随所に快適性とエアロダイナミクス性能が上手にミックスされていますね。

 

 

ニップルホールの綺麗な切削も嬉しいところ。

ハブはと言いますと、Rapid Drive 108T

108もあるとどうなるかと言うと、空転区間が少なくなるのでパワー伝達が素早くなります。

この素早いパワー伝達が一番有効なのは、泥とか土、ガタガタ道なのですが、ここでもグラベルライドに対応できる事が分かりますね。

Domane SLR 7はコンポーネントがアルテグラDi2でコストパフォーマンスもかなり良く、50台限定で以降はProjectOneでのご注文のみとなる予定です。

 

 

そして、既に皆様にお乗りいただける試乗車をご用意しております。
<新型 Domane 試乗車情報> ・Domane SLR 7     ・Domane SL 5
ご試乗は無料で、ご案内順でお乗りいただいております。

 

最後に大事な事、カラーリングめっちゃかっこいいです!

ロゴやトップチューブからシートチューブにかけては、明るいシルバーからダークなシルバーへと綺麗にグラデーションしています。ぜひご覧くださいね!

 

それでは、よろしくお願いいたします。

今野

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