こんにちは、今野です。
昨今、自転車通勤を始めた という方が、世界中で増えているのではないでしょうか?
自転車通勤は健康にも環境にも良いので、ぜひ続けて行きたいものですが、
万が一のパンクリスクにも備えましょう。
例えば・・
1. シーラントと呼ばれるパンク修理剤を 予めチューブに入れておく(あくまで応急処置用です。)
2. パンクしないタイヤに交換する。(かなりデメリットもあるのでご相談ください。)
3. パンクの対処をご自身できるようにしておく(これができれば怖いものなしです)
そこで、今日のブログはパンク時の対処、チューブ交換の方法をご案内いたします。
予め申し上げておきますと、予備チューブや道具を持っていることが前提です。
お持ちでいらっしゃらない方は、どんなものを選ぶと良いかもご案内できますので、
お気軽にご相談ください。
↓ パンクに備えた携帯道具 ↓
下写真 左から
1. タイヤレバー
2. 予備チューブ
3. 携帯ポンプ
4. CO2カートリッジ(有ると楽です。なくても大丈夫)
これらの道具を使っていきます。
これらの道具はサドルバッグという小さなバッグに入れている方が多いです。
さぁ、それではやっていきましょう!!!
まさかのパンク😭
でも焦らないで!飲み物でも飲んで一旦落ち着きましょう❣️
いきなりなんだ!?と思うかもしれませんが、僕自身は大真面目に言っているつもりです(^^)
というのも、この後「パンクの原因を取り除く」という作業があるのですが、
ガラス片などがタイヤに刺さったままになっていると、思わぬ怪我をしてしまう可能性があるからです。
また、パンク原因となった異物がタイヤに刺さったまま新しいチューブを装着してしまうと、またすぐにパンクして悲しいことになりかねません。
お茶やコーヒーなんでも良いと思いますが、一杯飲んで一呼吸置くくらいがちょうど良いと思います。
さあ、では取り掛かりましょう。
ステップ1. ハンドル周りのアイテムを一旦外して天地逆さまに
作業しやすいように、自転車を天地逆さまに置くのですが、ハンドル周りについているサイクルコンピューターやライトなどが地面に当たってしまうので、一旦外します。無くさないようにしましょう。
荒っぽく行ってしまうと、サドルやグリップが傷ついたりしますので、そっと行いましょう。
自転車のサイドに立って、自分と反対側に上半身を覆いかぶせます。そのまま縦になっているパイプ(フロントフォークやシートチューブ)を順手で掴む、上半身を起こしながらクルッと横回転で反転させらてます。
ステップ2. 外周を目視チェック👀!!
バルブ(空気を入れるところ)を目印にぐるっと一回り、刺さっているものがないかチェックしましょう。ガラス片などが刺さっていると作業中に怪我をしてしまう可能性もあります。
ステップ3. ホイールを外す準備
準備が2つ(後輪)
準備1. 後ろのギアの1番小さいギアに、チェーンが掛かっている状態にする。
準備2. ブレーキのタイヤクリアランスを解放する(リムブレーキモデルのみ)
ステップ4. いざホイールを外す
ホイールのクイックリリースレバー(もしくはスルーアクスルシャフト)を解放し、ホイールを外します。
↓クイックリリースレバーの操作方法 ↓
後輪はクイックリリースレバーを解放しさえすれば、ホイールが外せる状態になります。
前輪は脱輪防止の「返し」がフロントエンドにありますので、返しを交わせるくらいまでナットを緩めます。
フロントは楽に外せると思いますが、リアはディレーラー(変速機)が有るため、難しそうに見えると思いますが、リアディレーラーはただのバネだと思ってください。
下の動画のように操作してあげると、邪魔にならずにホイールを外すことができると思います。
スローでもう一度
あとでホイールをはめ直す際にも参考にしてみてください。
ステップ4. タイヤの片側をホイールから外す
ここでタイヤレバーが登場します。
上動画では、最初タイヤを揉んでいますが、ホイールとタイヤの嵌合を外している作業です。
タイヤレバーを使う位置ですが、バルブ付近は避けましょう。
タイヤレバーの1本目は、
タイヤレバーの爪側でタイヤのビード(端っこの硬い部分)をつまみあげ、
タイヤレバーのフック側をスポーク(ホイールの細い棒のところ)に引っ掛けます。
タイヤレバーの2本目以降は、フックで引っ掛けずに、次々とタイヤビードをつまみ上げていきます。
1本目のタイヤレバーの隣のスポーク位置くらいで、細かく作業していくと良いです。
タイヤレバーをうまくタイヤビードに差し込めない場合、タイヤレバーを持っている手と逆の手でタイヤを向こうへ押し込むと、タイヤレバーを差し込める隙間ができると思います。
注意:タイヤレバーを深く差し込みすぎて、チューブを一緒に摘んでしまわない様に気をつけてください。一緒に摘んでしまうとチューブに穴が開き、パンクの原因を調べづらくなります。
ステップ5. チューブを取り出し原因を調べる
ここで登場するのは携帯ポンプです。
チューブを取り出し、パンクしているチューブにあえて空気を入れます。パンクの原因を調べるためです。
大きな穴であれば、比較的 すぐに認識できるのですが、とても小さな穴の場合、腕くらい太くなるまでチューブに空気を入れないと分からない場合もあります。入れすぎると破裂するので気をつけましょう。ちょっとづつ膨らませて、確認をしながら行ってください。
余談ですが、この作業をしやすくするために、ホイールのバルブ穴とタイヤのロゴマークなどの目印を統一して組み付けを行っています。
穴の箇所が特定できたら、そこを重点的にタイヤに異物が残っていないか確認します。
タイヤに裂け目があった場合は細かいガラス片がタイヤの厚みの中に隠れ込んでしまっている場合もあるので、裂け目の奥まで調べましょう。
<主なパンクの原因>
・チューブの外側に穴 → 何かが刺さってパンクと思われる
・チューブの内側に穴 → 路面の段差でのパンクと思われる(この場合異物はもちろんありません)
穴の箇所が内側でも外側でも、チューブの劣化によるパンクも考えられます。
ステップ6. 予備チューブを装着しビードをはめる
ステップ7. 空気を入れる
あとは空気を入れて、上のホイール脱着の動画を参考にホイールをフレームに戻しましょう。
クイックリリースの使い方も上の動画を参考にしてみて下さい。
携帯用の手押しポンプだと相当苦労しますが、CO2で一気に入れることもできます。
その辺りはまたご購入時に使い方をご説明しますね。
平時ですと、パンク修理・チューブ交換講習会を開催していますが、
今後もしばらくは店舗に密集することができないので、インスタライブでやってみたいと思っています。(youtubeはチャンネル登録者数が1,000人以上いないとスマホでライブ配信できませんでした。webカメラを買えば良いのですが・・)
問題はいつやるかなのですが、このブログをご覧いただいた方で、
インスタライブで試験的にチューブ交換講習会をやってみたいという方がいらっしゃいましたら、
ご連絡ください。 メール:lb-komazawa@loro.co.jp
(ご希望に添えない場合もあるので、予めご了承ください。)
よろしくお願いいたします。
今野