空気入れてますかー!!
改めまして、皆様ごきげんよう。
空気圧は奥が深い話なので色々試している伊藤です。
さてさてありがたいことで「スポーツバイクには初めて乗るよ」と言う方々にも多々車体をご案内させて頂く機会がありまして、そんな中で車体と共にご注文頂く事も多い空気入れについてのお話です。
ご納車のタイミングでもご説明させて頂いていることもあるのですが、車体と別でご購入されている場合だとご説明させて頂く機会も少ないのでこの機会にご一読いただけると幸いです。
ちなみに今回記事内で使っている空気入れはBontrager Charger Floor Pump(¥4,850 記事執筆時点)です。
この商品の特徴として、ポンプヘッドに二つの口金(差し口)があり、口金の上の方が米式バルブ、下の方が仏式、英式に対応しているので世の中の自転車ほぼすべてに空気を入れられるというまさに一家に一台!的なスゴい奴です!
(余談ですが、一応競輪バルブとイタリアンバルブと言う規格もあるにはあるのですが割愛します。)
今回は早速こちらのスゴい奴を使って空気を入れていきたいと思います!
米式バルブの方はこちら、仏式バルブの方はこちらを、英式についてはこちらをそれぞれご覧ください!
(全部すっ飛ばして外し方が見たいという方はこちらをご覧ください)
・米式バルブの空気の入れ方
米式バルブの空気の入れ方は凄く簡単です。
口金を写真の様に差し込み
ロックレバーを起こしてポンピングします。
空気圧に関してはタイヤ記載の下限上限をそれぞれ守るようにしてください。
・仏式バルブの空気の入れ方
仏式バルブは少しばかり入れ方が違います。
先端の小型ナットが出入り口をロックしているのでこのままでは空気を入れられませんね。
なのでまず写真の様に先端の超小型ナット(バルブナットって名前です、覚えておいてください!)を指で止まるところまで(強く締めすぎる必要は無いです)緩めて
固着している可能性もあるのでバルブナットをワンプッシュしてからまっすぐ口金を差し込みます。(重要)
その後ロックレバーを起こしてポンピングしてください。
・英式バルブの空気の入れ方
スポーツ自転車に英式バルブが使われることはあまり無いのですが、ご自宅に軽快車(いわゆるママチャリ)があるよー、と言う方もいらっしゃると思いますのでこの際一緒に覚えてしまいましょう!
今回の空気入れだと
ポンプヘッドの下の口金にバルブを差し込んでいただいて
ロックレバーを起こします。これで入れられる状態になりました!
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過去のケースですと結構バルブ口の根本のナットを外してしまったり、あるいはその下の虫ゴムと呼ばれる小さいゴムがつながっている部分を取ってしまう方もいらっしゃったのですがそこら辺を外すと空気が全て抜けてしまうので英式についてはキャップを外してそのままつなぐという事を覚えておいていただけるといいのかな、と思います。
空気入れによっては洗濯ばさみに近しい形状のロック用パーツが付いていたりすることもあると思いますが、その場合はロック用のパーツをちゃんと使って下さい。
・空気入れの外し方
今回は仏式で作業をしますが外し方はコツが少しだけあります。
まずバルブは上に持ってきましょう。
その後、指を挟まないようにロックレバーを戻して
親指で口金のふちを真下に押してあげてください。
そうするとスポン!!!と抜けるのでバルブを痛める事もなく、手も汚すことなく簡単に外れます。
バルブの位置が下や横だと外す方向にバルブを引っ張らなくてはいけない=ホイールの中心側に向かって力をかける必要があるので単純に力を掛けづらかったり、こじってしまってバルブを破損させてしまったり、ブレーキローターやリアメカ群、スプロケットなんかに手が当たってしまい汚れたり、怪我をする可能性もあるのですが、上位置だと押し込んであげるだけで外れるので個人的にはこの方法でずっと入れています。
文章にすると長いですが実際やってみると「あー、こんな感じね」となると思うので実際にご自身の車体で空気を入れてみてください!
さぁ、早速車体に空気を入れて秋のライドを満喫しましょう!!
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書いた人:伊藤