初代 MTBワイヤレス コンポーネント「AXS」!
MTBの12速化はロードバイク を先行しておりましたが、無線電動変速ではこの「AXS」が初代となります。ロードバイクではeTAP(無線電動変速 )が既に使われていたので、「あ〜MTBにもeTAPが出たんだ〜」と終わりそうですが、いやいや!ここから始まるのです!
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<用語集>
・SRAM (スラム)アメリカのコンポーネントメーカー
・eTAP(イータップ)SRAMの無線電動変速システム ロードバイクコンポーネント
・EAGLE(イーグル)SRAMのMTBコンポーネントの12速モデル
・AXS(アクセス)SRAMの新型コンポーネントやその他周辺システム
・eTAP AXS(イータップ アクセス)ロードバイクのAXS
・EAGLE AXS(イーグル アクセス)オフロード系のAXS
・ドロッパーシートポスト サドル高を手元のレバーで上げ下げできるシートポスト
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MTBコンポーネント革命
ワイヤレス(無線)という事自体がMTBにとって「ケーブル多すぎ問題」を解決するのですが、
まずは今回発表されたプロダクツを見てみましょう!
SRAM AXSのMTBグループは3つのプロダクツ
XX1 EAGLE AXS™️ / XO1 EAGLE AXS™️ / ROCKSHOX Reverb AXS™️
※XX1(クロスカントリー系トップグレード)カーボン多用の超軽量
※XO1(エンデューロ・トレイル系トップグレード)カーボンを使用しながら耐久性も重視
※Reverb(ROCKSHOX社ドロッパーシートポスト)
XX1 EAGLE AXS™️
XX1 EAGLE AXSはもうとにかくカッコイイ〜😍
熱処理されたチタンの色に似てますね。ウットリしてしまいます〜〜
メーカーサイトには「Chrome plated +PVD」とあり、イオンプレーティングのようです。一般的なクロムメッキよりも数倍〜数十倍強い皮膜になると言われています。
XO1 EAGLE AXS™️
XX1との違いは、クランクアームがフルカーボンではなくなる事、リアディレーラーのケージがアルミであることや、スプロケットの皮膜処理の違いです。
ROCKSHOX Reverb AXS™️
個人的に驚いたのは、こちらのReverbがAXSとしてワイヤレスになった事です。これにより、サスペンションのリモートを使わない場合にはブレーキホースを2本残すのみなので、これまで最大7本ほどあったワイヤーのスパゲッティ状態から解放され、ハンドル周りがとてもスッキリします。
残すはブレーキホースのみ!?
特にブレーキは、直接的に人命に関わる部分ですから機械的な制御が望ましい(通信トラブルやバッテリー残量不足などによる不慮の事態を避けるため)と思いますが、もうここまで来ると、いづれワイヤレスブレーキ時代も来るのかもしれない!?と。
貴方だったらどうゆう風にワイヤレスブレーキシステムを考えますか?そんな風に考えるとワクワクしますよね?
MTBフレームの進化
SRAMは今期よりTREKプロチームへのスポンサーにもなっておりますし、コンポーネントメーカーとフレームメーカーは互いに影響し合っています。コンポーネントの革新はフレームの革新へも当然影響するという事。今後のMTBの進化にもワクワクしてしまいます。
上のブレーキの話もそうですが、様々なものがフレームと融合していくのかもしれません。
ワクワクが止まりませんね。
それでは、またMTB話に花を咲かせましょう。
皆様のご意見もお待ちしております。
今野