こんにちは、川村です。
早いものでLORO TREK Meetingまで、もう一ヶ月を切りました。
本日からしまなみ海道の見どころをいくつかご紹介していきます。第一回目は日本中世の瀬戸内海で活動していた水軍、村上水軍とそれにまつわるスポットのお話です。
村上水軍とは南北朝時代頃から台頭し、瀬戸内海周辺域で輸送、略奪、通航料の徴収などを行っていた海賊です。
出自については諸説ありますが、戦国時代には能島村上家、因島村上家、来島村上家の三家に分かれました。
その後、豊臣秀吉の海賊停止令により海賊衆としての活動から撤退を余儀なくされますが、今治市から尾道市にかけての芸予諸島には今も村上水軍ゆかりのスポットが数多く残されています。
1. 村上水軍博物館
大島にある村上水軍博物館は村上水軍や瀬戸内海の水軍の歴史がわかる博物館です。
中でも日本最大の海賊とも言われた能島村上家伝来の貴重な品々の展示されています。
・営業時間 9:00~17:00(入館は16:30まで)
・定休日 毎週月曜
・入場料: 大人 300円/65歳以上 240円/学生150円
2. 能島城跡
戦国時代に強大な勢力を誇った村上水軍の宗家である能島村上家。当主、能島村上家が根拠地としていたのが能島城です。
現在、能島は無人島になっており、現在では季節船によって限定された時期にしかわたることができませんが、上記の村上水軍博物館の展望台から能島城跡を見ることができます。
3. 大山祇神社
大三島にある大山祇神社は全国にある三島神社、大山祇神社の総本社であり、山の神・海の神・戦いの神として歴代の朝廷や武将から尊崇を集めたと言われています。
村上水軍も例外ではなく、来島村上家の家紋「折敷に縮み三文字」が大山祇神社の神紋からきていることからも伺えます。
境内にある樹齢約2600年の楠は大迫力ですね!
4. 因島水軍城
因島にある因島水軍城は、因島村上氏が残した武具や遺品、古文書など歴史資料を展示されています。
こちらは、本当のお城ではなく城の形を模した資料館ですが、同じ敷地内にある金蓮寺は因島村上氏の菩提寺であり、代々のお墓があります。
・営業時間 9:00~17:00(入館は16:30まで)
・定休日 毎週木曜
・入場料: 大人 310円/小人150円
5. 甘崎城跡
大三島の沖にある甘崎城は、日本最古の水軍城として知られています。
普段は海に囲まれていますが、干潮が大きい時には歩いて岸から島に渡ることもできます。
こちらもかつての村上水軍の拠点の一つであり、村上水軍が去った後は藤堂氏が城主となりました。今一部が残る石垣は干潮時、陸続きになった城を守るために設けられたものです。
6. 来島城跡
来島城は、来島村上氏が本拠地として来島全土を水軍要塞化したお城です。
現在は漁業を中心とした島ですが、島内には未だかつての石垣が残されています。
来島へは渡船を使うことでアクセスできます。
事前に旅先の歴史を調べてみると、また新たな発見もあり益々楽しみになってきますね。
LORO TREK Meetingの申込み締切は過ぎていますが、ご自身で宿泊、移動の手配をされるという方はまだご参加いただけます!!
ご不明な点は是非お問い合わせください。
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川村