こんにちは。 野々山です。
昨日、お客様からカスタム依頼を頂き、
SRAMとSHIMANOのMIXコンポーネントを行いました。
(W様、お約束通り写真掲載させて頂きました)
命名:「SRANO」とでもしましょうか(笑)
そもそも、SHIMANOとSRAMの互換性はありません。
というかメーカー同士が公表していないので。。。
それをやれると判断したのは、全ては6年前にSHIMANOとSRAMのMIXカスタムを行った実績があったことが理由です。
当時のカスタマイズ・ルールは
②FCとCSが同じメーカーである事。
③チェーンはどちらのメーカーでも使えるKMCである事。
以上でした。
今回、クランク(FC)とスプロケット(CS)はDURA-ACEです。
ただ、チェーン(CN)もDURA-ACEとしました。
理由はクランクのスプロケットに噛み合わせが一番良いモノは?
と考えた時にSHIMANOで合わせる事が一番だと思ったからです。
しかも、「変速させる事」と「歯に上手く噛み合う事」は別物ですよね?
変速させる事はチェーンを押し上げる(押し戻す)事であって、
対応していれば、どのメーカーのチェーンでも良いと判断しました。
しかし、歯に上手く噛み合わせる事は
対応していれば何でもOKとはなりませんよね?
それには限りなくそのメーカーに合わせたモノである
必要があると考えたんです。
こういう時に付き物、ディレイラーの動きと可動域のお話ですよね?
可動域に関しては、ネジで調整するので問題なくクリアする事が出来ます。
が、動きについては確証があったわけではありません。
ただ、フレームのエンド幅はロードバイクで130mm。
(昨今は厳密には131mmくらいですけど)
この130mmにホイールのフリーハブとフリーボディが付きます。
フリーボディの規格はSHIMANOとSRAMは一緒です。
Campagnoloのみ別規格ですね。
130mmの幅の中に所狭しとギア(スプロケット)が11枚敷き詰められています。
スプロケットの枚数が増えれば増えるほど、動きの幅も段々と
同じになってくるのではないかな?と考えたわけです。
結果的には問題なく稼働しました。
SRAMよりSHIMANOの方がクランク(スプロケット)の歯が綺麗に研磨されている分、変速性能は格段に上がりました。
今回は貴重な体験が出来ました。
ご依頼頂きました、W様ありがとうございます。
本日のブログ担当:野々山
1件のコメント
ただいまコメントは受け付けていません。