こんにちは~
野々山です。
今日は生憎の天気ですね。
こんな日は、せっせと作業とブログを更新です!
さてさて、今日のお題目はチャイルドシートです。
兼ねてより気にはなっていましたが、実際のところやった事がなかったのでズルズルと今になってしまいました。
が、お客様よりお問合せ並びにご依頼を頂けたので、満を持してやってみました!
そもそも、チャイルドシートって「前」と「後ろ」どっちが良いの?
って疑問出ませんか?
僕はずっと前が良いと思っていました。
なんせ子供を見ながら乗れますし、一般車(俗に言うママチャリ)も前側が多い様に思える。
パッと思いつく理由ってこんなもんです。
が、使用者からの話を聞くとそうでも無いようです。
前側がダメな理由
前がダメな1番の理由は、自転車の重心が前荷重になるためです。
この状態でフロントブレーキを掛けると良く分かりますが、リアホイールが浮くんです。
一般的にジャックナイフと言われる状態ですね。
※Google などの検索ワードに「ジャックナイフ バイク」と入れると写真が出ます。
これヘルメット無しだと死にます。
マジで危ないので、間違ってもマネしないで下さい。
この状態が下り坂などで起きやすくなるというのが最も危険なんですよね。
自分ならまだしも、子供の事を考えると非常に危険です。
しかも、スポーツ自転車でブレーキ制動が良いとなると、尚更です。
後ろ側が良い理由
子供が見えないという事が心配と聞こえてきそうですが、チャイルドシートにもベルトが付いていますので、そういった心配は不要なようです。
何よりも、後ろ荷重なので前述のような事は起きにくいため安全です。
カスタマイズは必須
ただし、良い事ばかりでもありません。
後ろ駆動の自転車ですので、後ろに荷重が掛かり過ぎるとホイールのスポークがしなって折れてしまいます。
このスポーク折れを起きにくいようにカスタマイズする必要があります。
また、TREK(トレック)の車体に専用で付けられる片足スタンドでは駐輪時に安定しにくいため、センタースタンドという真ん中に付けるスタンドに変更する必要があります。
ではどんな感じなのか?
今回のカスタマイズでは、THULE(スーリー)というメーカーのチャイルドシートを取り付けました。
※細かい写真は取り忘れました(^^;
このTHULE(スーリー)はチャイルドシートの距離や高さ、足の置き場の高さやシートベルトの高さ等々。
様々な部分が調整可能です。
また、耐荷重重量は22kg。
対象年齢の目安:生後9か月~6才までとなっています。
子供の成長に合わせて、調整が出来ることが何より大事です!
そして、頑丈である事。
お値段はちょっとしますが、大事な子供のためです。
◆THULE(スーリー) RADEALONG(ライドアロング) 19,440円(税込)
ホイールのカスタマイズ
何かあってからでは遅いので、ここもカスタマイズしました。
そもそも、スポークのどこが折れるのか。
折れるポイントはブレーキを掛けるリムとホイールの回転を司っているハブの2箇所です。
僕もホイールを作る専門の人間ではないので全てを理解している訳ではありませんが、どうやらリムの強度が弱い場合、スポークの先端(↑の写真)の部分が折れると。
逆にハブの強度が弱いとスポークの根本(↑の写真)で折れるらしいです。
僕らがどうやってホイールを作製しているのか
全てを紹介するのには無理がありますので、一部紹介です。
↓の写真のように、ホイールをリムとハブに分解します。
そこから、ハブの寸法を測定します。
リムも同じように測定します。
様々なサイトでスポークカリキュレーターというのがあり、スポーク長を出す事が出来ます。
ここに、先程計測したリムとハブの寸法を入力します。
これでスポーク長が出ます。
※入力数字を間違うと組めません。
スポーク長が出ればあとはチャチャチャっとホイールを組み上げます。
まずは、スポークプレップを塗って、スポークが緩むのを防止します。
これをしないと、スポークが緩んできて、いずれしなり過ぎて折れてしまいます。
あとは、良く手組ホイールのブログで紹介している通りに「縦の歪み」と「横の歪み」センターを出して終了です!
出来上がりの写真を撮る前にお渡ししてしまったので、詳細画像はありません(^-^;
お客様より、乗降時・運転時も安定していて快適でした。とメールも頂けました。
お客様に満足してもらえたなら何よりです(^^♪
このブログが、皆さんの何かの参考になれば良いですね~
本日のブログ担当:野々山