フィッティング のあれやこれ ~膝の痛み~

毎回フィッティングの話をしている野々山です。

さて、本日はサドルの高さからくる膝の痛みのお話です。


当店でお買い上げ頂いた方には必ずフィッティングを行っています。

フィッティングによって速く走れるようになったり、乗車姿勢が楽になったりと様々な効果が得られます。

昨今では、フィッティングの有用性が雑誌や動画で広く認知されてきているので、相談の数は非常に増えました。

が、まだまだ知らない方もいらっしゃると思うので、改めて整理しておきたいと思います。


膝の痛みとサドルの高さ

一言に膝と言っても、お客様によって痛みの箇所が異なります。

サドルの高さによって、痛みの箇所が微妙に異なります。

まずはそこを理解しましょう!

①サドルの高さが低い事によって起こる箇所

 

②サドルの高さが高い事によって起こる箇所

 

③膝が内側に入っている事で起こる箇所

 


サドルが低い事によって起こる箇所

サドルの高さが低い事によって、膝の前頭辺りが痛くなります。

専門医ではないので正確な理由は述べられませんが、膝が過度に曲がり続けて漕いでいる事が原因となります。

初めてスポーツバイクに乗る方に多く見受けられる箇所です。
(足が付かない事が怖くて、サドルを下げて乗るというやつです。)

このサドルの高さの方にはこんな症状も現れます。

腿の前側(大腿四頭筋)の張りが出やすい。

続に言う引き足が使えていないというやつですかね。

常にスクワットの姿勢をイメージすると分かりやすいかもしません。

【改善方法】

ビビらずサドルを上げて下さい。


サドルの高さが高い事によって起こる箇所

サドルの高さが高いと膝の裏が痛くなります。

サドルが高すぎて、膝が伸びきってしまう事から起こるようです。

ただ、実は低くすればいいという訳でもなくここには柔軟性も重要なんです。

自転車に乗りまくっている人は、ストレッチなどは行わず、ずっと自転車に乗っています。

膝が常に曲がりっぱなしなので、膝の筋肉が固まってしまい形状記憶してしまうんです。

これによって、痛みが出てしまう事もあります。

【改善方法】

サドルの低くする or ストレッチと筋トレを行う。


膝が内側に入っている事で起こる箇所

割と女性や体の細い方にある痛みかと思います。

要は内股ペダリングというやつですね。

地面に立った状態で足を内股にして、膝を少し曲げて見て下さい。

そうすれば、内股ペダリングの状態になります。

以前、ブログで膝の靭帯の話に触れた事がありますが、まさにそこのお話。
以前のブログはこちらをクリック

膝の内側と外側の靭帯で太さが異なります。

膝の外側は細く、内側は太いのですが、細い外側の靭帯は余り曲がりません。

曲がらない靭帯が過度に曲げられてしまうので痛みが出ます。

【改善方法】

カント調整を行う or 左右のペダル間距離を縮める。


今回はフィッティングの主な相談内容をまとめて書きました。

ブログを読んで良く分からない方は実際、店舗に聞きに来て下さい。

身体を使って分かりやすく説明しますよ~

フィッティングは当店も駒沢公園店も行っています。

少しでも皆さんの痛みの改善に繋がれば幸いです。

 

本日のブログ担当:野々山
nonoyama

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