今日は、クランク長ネタからワンクッション置いて、クリートの調整話。
K様よりネタを頂戴したので、その話。
K様ネタ提供ありがとうございます~(^^)/
皆さんはクリートの調整はどのように行っていますか?
そんな調整の基礎のお話。
クリート位置の考え方
クリートの取り付け場所は「母指球の位置」に取り付ける。
・・・半分正解で半分間違い。
この位置に取り付けない理由があります。
そもそも、ビンディングを使用する理由ってなんですか?
引き足が使えるようになり、脚が楽になるから。
ほとんどの方が↑のように答えると思います。
あながち間違いでないですよね。
確かに引き足(腿を上げる動作)は使えます。
これだけで自転車を走らせるかと言うと、そうではありません。
何をどんなに言っても踏み足なくしてある程度の速度を出す事は出来ません。
以前、BIKEFITの講習に参加した際のブログに↑の表を載せました。
以前のブログ☞ 「BIKEFIT講習会」
この表は、ペダル位置と使う筋肉について表した表です。
12時はペダルが上死点にいる時。6時が下死点です。
12時~3時はお尻の筋肉(大殿筋)を使用し、
3時~5時は腿の前側(大腿四頭筋)を使用し、
4時~6時は脹脛(ふくらはぎ)の筋肉(腓腹筋)を使用します。
こんなデータが出ているのですが、引き足というのは6時~12時の部分を言うのですが、、、
こんな少ない部分を精一杯使っても高い効果は期待できません。
表を見る限りは、「6時~12時の総力=12時~3時の力」と言ったところですかね。。
こういった内容から、踏み足なくしてある程度の速度は期待できないと言ったのです。
踏み足の最大点とは?
踏み足に力が入るようにクリートを調整するのであれば、どうしたら良いのか?というと、
足底部のどの位置が力強く踏めるのかを知る必要があります。
足底部のどの位置が、力が入りやすいかと言うと、、、
親指の横の骨(母指球)と小指の横の骨(小指球)の間の面となります。
シューズで説明します。
まず、母指球の部分にマーキング(赤シール部分)をします。
続いて、小指球部分にもマーキング(赤シール部分)をします。
この2箇所に垂線を引きます。
当たり前ですけど、ペダリング時での垂線ですからね!
踵を地面に付けた状態で垂線を引いたらセッティングがズレますからね。
足底部に垂線の延長を記入しました。凄く分かり易いはずです。
この母指球ラインと小指球ラインの間が強く踏める部分です。
この面の辺りについていれば良い訳ですけど、
それでは最大とはなりませんのでもう少しコアに付けます。
このラインの中心が青線(センターライン)となっています。
このセンターラインを起点に母指球よりにすればケイデンス型になります。
また、センターラインよりも小指球よりにすればトルク型になります。
僕は、走り方としてケイデンス型ではありますが、パワーも出したいので微妙にズラして取り付けています。
それがこれ。
微妙にズラしていますよね?
ここまでやって初めてしっかりとクリート調整がされている訳です。
もちろん、Qファクターやカント調整の話もありますがそれは追々で良いです。
こんな感じで、クリートを調整しましょうね~
分からなければ、専門店にお願いする事を強くオススメします。
本日のブログ担当:野々山