こんにちは。
いつでもフィッティングの話をする野々山です(笑)
今日は、当店スタッフからもイマイチ分からん!という話をネタにします~
ハンドル距離の割り出し方のおさらい
以前のブログでこんな測定をして、ハンドル距離を割り出しています~
とブログでお話しました。
以前のブログはこちら ☞ フィッティングのあれやこれや~ハンドル距離の設定方法~
そこで脇の角度を測り、ハンドル距離を割り出すと。
実際、ハンドル距離はリーチ部分とステムの長さとフレームリーチで決まります。
ハンドルリーチとは↑の写真の部分です。
フレームリーチとはカタログのジオメトリー表に記載のある部分です。
こればっかりは、見た方が早いので今回は説明を抜きにして、写真で失礼します(笑)
肝心のステムが重要ですよね!
ステムの割り出しには、実は横から見た姿が非常に重要になります。
見た方が早いのでまずは写真でご紹介!
乗り方と脇の角度の違い
↑の写真は一般的な乗車姿勢ですね。
この時の脇の角度を計測します。
あ、ちなみに彼は被験体E-5◯です。。。
失礼しました。(笑) 現在研修で来ている塚本くんです。
この時の脇の角度は89°ですね。 一般的な腰の角度ですね。
続いて、バイクのセッティングは同じで、こんな乗り方で計測してみます。
一見、変わらない様に見えますが、角度を計測してみますね。
79°になりました。
何が起きているのか。。。
腰に注目してもう一度見て下さい。
これは、仙骨が起きている場合と寝ている場合とを見比べて頂こうと塚本くんにお願いしました。
左は起こして、右は寝かしています。
こうなると脇の角度が大きく変わります。
こうなるとハンドル距離が大きく変更されます。
僕の経験上、脇の角度が2°違うと10mm長さが変わります。
今回のデータを見ると、89°-79°ですので、開きは10°となり、ステム長に換算すると50mmになります。
これは大きい数字になりますよね???
こうして起きる事は、、、
ブラケットの先端に手の平を乗せる乗り方ですかね~
こうした乗り方を良くしている方は、ステムの長さや、ハンドルリーチを長くする事を検討した方が良いと思います。
ハンドルが近いからこのような乗り方になる訳です。
ブレーキのレバーが遠いですよね?
とっさのブレーキングが出来ず、事故に繋がります。
ステム長の割り出し方法
ただただ、単純に脇の角度を測って「はい終わり!」という芸のない事はしません。
僕達はこうした乗り方を見つつ、本当は何mmのステムが良いのかを判断する為にこのようなアイテムも使用します。
Salsa(サルサ)のフィッティング専用の可変ステムです。
(Zとか付いていませんからね~)
このアイテムではステムの長さ、ステムの角度を見る事が出来ます。
しかし残念な事に、これを使用して外で乗る事は一切出来ません。
ステムの固定が出来ませんので、ハンドルが上下に動く可能性があるのと、ヘッドベアリングに適性の圧が掛かりませんので、ベアリングが割れる危険性があります。
こうしたアイテムを使用して、本当は何mmのステムが良いのかを測定します。
もちろん、ハンドルの形状を変更した方が良い場合もあります。
こちらも以前のブログで使用した写真ですが、アップライドポジション時にはステムを長くor短くすると良いよ~と記載しました。
この部分を掴むかどうかでステム長をどうした良いのか。の判断もしています~。
以前のブログはこちら ☞ フィッティング のあれやこれ~ハンドル~
ツラツラと書いてみましたが、ご理解頂けましたかね?
正直1人で測定するのは難しいです。
自分がどの部分を握っているかが、ステム長を変える一つの要因となります。
では、何mmにするのか?
そこで僕らの出番です。
東日本橋店では、フィッティングの料金を以下の様に設定しています。
◆シンプルフィッティング 8,000円(税抜)
◆バイクフィットライト 15,000円(税抜)
◆バイクフィット 25,000円(税抜)
分からない場合は、まずは電話でも良いのでご連絡を下さい。
相談に乗ります。
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