こんにちは、手組ホイールが大好物のスタッフ須賀です。
今回もホイールの事を書いていきます!
今回はホイールブログは、3回目にして……
究極の回転軸こと「GOKISO」ハブを紹介します!
まずはメーカーの説明から!
もうご存知の方も多いとは思いますが、GOKISOは超精密工作機械メーカーで、超精密金属切削加工、航空機ジェットエンジン用軸受の生産を手掛ける近藤機械製作所から生まれた自転車製品ブランドです。
つまりメチャクチャ精度の良い物を作ることが出来る技術を持つメーカーということです!
GOKISOの名前はメーカーのある愛知県名古屋市にある御器所町八幡宮が由来との事です。
MADE IN JAPANです!!
では、そろそろGOKISOの技術面をご紹介していきます!
まず上の2枚の絵をご覧ください。(絵が汚いのはご了承ください…)
1枚目の絵は、通常よく使われるカップ&コーンと言うタイプのハブの簡単な断面図です。
黒い部分がハブシェル部分、丸いのがベアリング、横の長い棒がシャフトです。
2枚目はこのハブにフォークからの荷重(赤矢印)と、スポークから来る地面の突き上げ(青矢印)を加えた状態です。
走行中はこれが起きているという事ですね。
この時シャフトは上から描いた赤い横棒の様にしなります。
これによってベアリング球は潰され変形し、また受け側もその影響で変形します。
上次にこちらの写真と絵がGOKISOハブの簡単な断面図になります。(絵が汚いの…以下略)
GOKISOハブは絵みたいに精度が悪くないのでご安心下さい。
GOKISOハブ1つ目の特徴は、緑の丸で囲った弾性体サスペンション!
絵で言うと赤く塗りつぶしている部分が弾性体サスペンション、青の部分がベアリングになります。
黒の塗りつぶしがハブのシェル、斜線部がシャフトです。
絵の矢印は先ほどの説明と同じで、フォークからの荷重(赤矢印)と、スポークから来る地面の突き上げ(青矢印)を加えた状態です。
普通のハブはこの時にベアリングが変形し抵抗が増えてしまいますが、GOKISOハブは弾性体サスペンションがしなる事で絵のようにベアリングに衝撃が伝わる前にいなしてくれます!!
2つ目の特徴は、球面ナット・球面ワッシャーです!
ハブを挟み込むフォークエンドは必ずしもハブに対して垂直ではなく歪んでいる事が多くあります。
このままクイックを締め付けてしまうとシャフトに歪みが発生し、結果ベアリングの抵抗が増えてしまいます。
そのような状態を防ぐためにナット、ワッシャーを球面にする事でクランプ時に掛かる不要な歪みを防いでくれます!!
そしてGOKISOハブ最大の特徴がもうひとつあるのですが……
このまま続けると長くなってしまうので、そこについては次回のブログで紹介いたします!
お楽しみに!!
本日のブログ担当:須賀
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