クロスバイク の ドロップカスタム ~ブレーキ編~

こんにちは、野々山です。
今回は、クロスバイク の ドロップ化についてのブログです。

クロスバイクのドロップ化について、知らなくてはならない内容が多くあります。
これを理解して行わないと、ブレーキが効かない!!って事にも繋がります。

ですので、このブログでは説明を加えつつ、ブレーキ編・変速編と2回に分けて掲載したいと思います。


クロスバイク の ブレーキ種類について

クロスバイクと言っても、多種多様です。
ここでは、大きく分けてクロスバイク2つに分けます。

1つは現在主流となっている Disc ブレーキ。
もう1つは従来の リムブレーキ。

Vブレーキ

リムブレーキというのは総称で、ホイールのシルバー部分のリムにブレーキシューを当てて止めるシステムの事を指しています。

Discブレーキ

逆にDiscブレーキというのは、ホイールの中心部分にあるローターにブレーキシュー(パッド)を当てて止めるシステムの総称です。こちらには、油圧式とワイヤー式があります。

この2つを理解して、頂き↓の写真はどちらのブレーキシステムとなるか考えて下さい。

キャリパーブレーキ

これは、リムブレーキですね。
ブレーキにはそれぞれ名称が付けられています。
写真に記載している名称が呼称となっています。

ドロップ カスタム は、原則リムブレーキとDiscブレーキ、どちらのシステムでも可能となっています。


ドロップ化 が出来ない ブレーキシステム もある!

上記で、どのブレーキシステムでも可能!と記載したのにも関わらず、逆の事を言っています。
実は、ちょっとした落とし穴があるので、この項目ではこの部分を説明します。

ブレーキシステムには大きく分けて2種類。
Discブレーキ と リムブレーキ がありますと前述で挙げました。

ここを更に細分化すると Discブレーキ には、 マウンテンバイク用 と ロードバイク用 の2種類があります。
リムブレーキ にも同じく、 マウンテンバイク用 と ロードバイク用 の2種類があります。

マウンテンバイク用 と ロードバイク用 はブレーキの引き量に違いがありますので、互換性がありません。

自分が使っているブレーキが Discブレーキ と リムブレーキ のどちらのシステムなのか。
そして、 ロードバイク用 と マウンテンバイク用 のどちらのタイプなのか。
↓の表を参考にしつつ、理解して下さい。

↑の写真は、Disc ブレーキ システム(油圧式) の ドロップ ハンドル 対応表です。
「ST/BL」内に記載されている商品と「BR」内に記載されている商品の互換性を表しています。

この表の中にない商品同士の互換性はありません。
互換性がないので、ブレーキが作動しません。
※古い商品コードは記載されていない場合があります。

ここで。
FX Sport 4 のブレーキは BR-UR300 という商品コードです。
このブレーキは ALTUS という マウンテンバイク用 の 油圧 ブレーキ です。
対応表内には記載がない商品コードですので、現状のままではドロップハンドル化が出来ません

ドロップハンドル化 をするなら、ブレーキ交換をしなくてはなりません。

続いて、

リムブレーキ の ドロップハンドル 対応表です。
一部 Disc ブレーキ のコードが記載されています。( BR-CX77 ~ BR-RS305 )
このコードはワイヤー引きのDiscブレーキとなっています。
※ここで記載されているDiscブレーキは全てロードバイク用です。

ここでは、Discブレーキ の中でも 油圧式ワイヤー式 がある事を理解して下さい。
対応表にある通り、「No!」マークが付いている BR-R573 ~ BR-353 は Vブレーキのシステムとなっています。

何度も言いますが、 マウンテンバイク用 の ブレーキ と ロードバイク用 の ブレーキ には互換性が全くありません。

Vブレーキの場合、基本的にドロップハンドル化は出来ません。
ただ、あるアダプターを使用すれば何とか出来るのですが、ここではそれは述べないでおきます。


最後に

もう1度、ドロップハンドルを行う際に確認する項目を整理して挙げます。

1. ブレーキシステムの確認(Discブレーキorリムブレーキ)
2. ブレーキの種類を確認(ロードバイク用orマウンテンバイク用)
3. ブレーキのコードを調べる(↓の写真を参照)

4. 互換性のチェック(互換表の確認)

今回は、分かりやすいSHIMANOを代表にしましたが、それ以外にもメーカーは数多くあります。
メーカー違いで使用する場合、出来る・出来ないはその場ではすぐに分かり兼ねます。
例えメーカーに聞いても教えてくれる訳もありません。

ドロップ化をしてみたい!と言う場合は1度、自転車屋へ現物を持って訪れるようにして下さい。

 

本日のブログ担当:野々山
nonoyama

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