こんにちは、川村です。
本日はサイクルロードレースでのお話です。
先日行われたUCI世界選手権ロードレース競技にてTrek Segafredoに所属するマッツ・ぺデルセン選手が優勝しました。
これにより、ぺデルセン選手は胸に虹色を刻んだ世界チャンピオンの証、マイヨ・アルカンシェルを獲得しました。
普段からレース観戦が好きだという方には馴染み深い言葉かも知れませんが、世界選手権とは?アルカンシェルって?という方にも興味を持っていただけるようにご紹介させていただきます。
UCI世界選手権とは
世界選手権とは、UCI(国際自転車競技連合)という自転車競技団体の総本山が開催するレースです。普段のロードレースではクラブチーム毎に順位を争いますが、この大会とオリンピックは国別代表に出場するので、少し大げさな表現かも知れませんが、サッカーで言うワールドカップを一年に一度開催されているとなると分かりやすいでしょうか。
世界選手権はロードレース競技のみならず、タイムトライアル、トラックレース部門、MTB部門、BMX部門、シクロクロス部門、屋内自転車競技部門、パラサイクリング部門などで開催されていて、種目別・男女年齢別に細かくカテゴリーが設けられています。
日本人では元競輪選手の中野浩一さんが世界選手権トラックレースのスプリント競技で10連覇を果たした事は有名なお話ですね。
虹色のジャージ マイヨ・アルカンシェル
世界選手権を優勝すると白地に胸に5色の虹色のデザインを模した世界チャンピオンジャージ、マイヨ・アルカンシェルが与えられ、翌年の世界選手権が開催されるまでの1年間はレースでこれを着用する権利を得られます。このアルカンシェルに袖を通すことは大変な栄誉とされており、世界選手権の勝利を選手キャリアの一番の目標と口にする選手も少なくありません。
アルカンシェルの呪い?
非常に名誉あるジャージのアルカンシェルですが、獲得した翌年にこのジャージを着て走る選手達が今一つ良い成績を収められないことから、「アルカンシェルの呪い」などいうジンクスが囁かれることがあります。半ば都市伝説のようではありますが、理由の1つには大集団の中でも一際目立つジャージを着て走るためにライバルからマークされやすいという事も一因として考えられますね。
しかし、昨年の優勝はスペインのアレハンドロ・バルベルデ、それ以前はスロバキアのペーター・サガンが3連覇と大活躍の選手たちですので、次第にこのジンクスも無くなりつつありそうです。
今年の優勝はTrek Segafredoのマッツ・ぺデルセン
イギリス ヨークシャーで開催された今年の世界選手権は雨の影響で序盤からリタイアする選手が続出。サバイバルレースの様相を呈した中で、果敢なアタックで抜け出したぺデルセンは共に逃げていたマッテオ・トレンティンとステファン・キュンをスプリントで差し切り見事に勝利!世界チャンピオンの称号を手にしました!!
23歳という若さでこのタイトルを獲得するというのは、これからの活躍にもさらに期待がかかるところですね!
そして、もう一つ気になるところで言うとアルカンシェル仕様のTrek Segafredoのチームジャージがどのようなデザインになるのか?TREKチームデザインのマイヨ・アルカンシェルなんてスペシャル感が満載ですよね!
気になるアルカンシェル・ジャージは明日10月5日(土)に開催されるレース、ユーロメトロポール・ツールで早速お披露目の予定です。気になるデザインにワクワクが止まりませんね!
ジャージには目が無い川村から、アルカンシェルのお話でした。
本日のブログ担当:川村
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