ネット上で選手のブレーキローターが XTR を使われている!との記事を発見!
目にした方も多いのでは?と思いますが、田子的にも考えてみました。
こんにちは。
まずは気になる重量はメーカー公称値ですが、TREK のロードバイクは ローター径 160mm が多いので 160mm のみで書いていきます。
左 Dura Ace / SM-RT900:118g ¥7,597-
右 XTR / RT-MT900:108g ¥6,876-
RT-MT900 の方が 1 枚当たり 10g ですが、されど 10g です!
ローター本体の冷却性能は SM-RT900 が間違いなく上です。
大き目の放熱フィンは内側から外側に向けて空気を出す様にしているのは、フォークとのクリアランスを確保する為だと思われます。
ローター同様、パットにも冷却フィンがあり冷やす事でフェード性能、耐久性が 20% 向上するとの事です。
熱安定性は SM-RT900 の方が確実に上になります。
以前に那須の某峠を下る時に速度が出過ぎてしまうので、リアブレーキを使ったまま8キロほど下りましたがブレーキのフィーリングが変わる事も無かったのは好印象でした。
写真は SM-RT800 です。
次にパットの当たり面の形状を見てみましょう。
ローター表面はブレーキダスト以外にも砂などの付着もあり、いろいろと汚れる要因が沢山あります。
舗装路なら多少砂やホコリ程度ですが、MTBの場合は砂利や泥を穴へ逃がす為に大き目になっています。
穴が大ききくなる事のでデメリットもあり、パットとの設置面が減る事で若干制動力は低くなりますが殆ど方は気にならないと思います。
田子が使っているブレーキローターコレクションの1つ。
RT-MT900 と比較すると明らかにパットとの接地面が少ないので、制動力は低くなります。
同じ程度止めようとすると、力業に!!
重量については選手も一般人の僕たちにもメリットは十分にあります!
ホイールの中心に近いところにローターがあるので重量的な部分は影響が少ないと思っていましたが、ローターの重量は体感出来るレベルの物もあります。
とくにコレ ↑
踏み出しや再加速の重を感じましたが、ブレーキのフィーリングは1番好きです。
大会中の選手がブレーキを使うのは短時間なので、ブレーキを冷やしている時間も十分でしょう。
峠道の下りでは特に安全を意識しながら走るので、ブレーキを使ったまま下る事も多くなり熱的な負担は大きくなります。
XTR のローターだと冷却フィンは小さくなり放熱性は低くなりますが、横風の影響は少なくなります。
パットの接地面は十分な面積が確保されているので、SM-RT900 RT-MT900 のどちら選んでもOKでしょう。
田子的には…?
XTR のブレーキにした方が横風影響減、ハンドリングの向上や軽量化とメリットの方が多いと思います。
ローター交換はコストパフォーマンスの高い軽量化だと思います。
冷却性能が下がる!と言っても10分も20分もブレーキを全力で握り下る状況はあり得ないので軽さを選んで楽チン仕様にするのも1つだと思います。
ただ、山の下りが最高!と言う方は冷えた方が耐久性の面では良くなるので、ロード系のブレーキローターの方が良いかもしれませんね。
ほとんど好みの問題!と言う感じになりますが…
田子は放熱性の低いステンレスのみのローターを好んで使が、熱的な不安を感じる事は無いですよ♪