ブレーキパットのお話♪

初のASHIMAセミメタルパット使用中です♪
ワクワクしますねー♪


数々のシマノブレーキパットを抹殺してきた、ASHIMAのエアーローターとの相性も含めて検証です。
ほとんどの方はシマノのローターを使用していると思いますので、参考にならない可能性が高くてすみません…

このパット、SM-RT900では「ぎゃー」と叫ぶようです…
純正パットでも同様の事があり、ブレーキローターもRT-MT900に統一されたのも事実…
全部のローターとの相性は試せませんが、パットのフィーリングはお伝え出来る様に頑張ります!

セミメタルは握った分だけ制動力が立ち上がりレジンパットに近い感じです。
メタルパットの初期の効きが強めな感じと比べると好みのフィーリングでした。
パットの全体にカッチリとした剛性感があり、摩擦材よりもバックプレートの剛性が高いのか?とも思ってしまいます。
バックプレートの剛性が高いと、熱やローターにパットを押し付けた時の歪みが少なくなり面で摩擦材をローターに押し付ける事が出来ます。


シマノのL04C(メタル)とL03A(レジン)です。
レジンのバックプレートはアルミフィン付きなので軽量です。
メタルのバックプレートは鉄となります。
ちょっと話は脱線しまして…
「プロレースの世界では2種類のパッドをミックスして使うこともあります。
有名なSanta Cruz Syndicate MTBダウンヒルチームではメタルパッドを内側に、レジンパッドを外側に配したセットアップにすることで、それぞれの長所を活かすよう工夫しています。」
とシマノのHPに掲載されていました。
これは試してみたいと思います。

シマノのフラットマウント用ブレーキパットだけで6種類あります。
・レジン(L03A):アルミバックプレート:フィン付き
・レジン(K03S):鉄バックプレート  :フィン無し
・レジン(K03Ti):チタンバックプレート:フィン無し
・メタル(L04C):鉄バックプレート  :フィン付き
・メタル(K04S):鉄バックプレート  :フィン無し
・メタル(K04Ti):チタンバックプレート:フィン無し
チタンバックプレートだとカッチリとしたフーリングになるそうです。

素材についてちょっと調べてみましたが、色々と項目も多く分かり難くなるので簡単に書こうと思います。
シマノのチタンバックプレートはチタン合金(64Tiかな?)を使用していると思います。
合金関係につていはメーカー毎に違い表面や熱処理ので全然別物になるので、下記の数値は一般的な数値と思われる物を書いています。

純チタン
(参考)
チタン合金 (64Ti) アルミ合金
(7075)
熱膨張係数 8.4 8.8 12 23
熱伝道係数 17 7.5 62 120

シマノのブレーキパットに当てはめて考えてみましょう。
アルミの場合は熱が加わると歪みが大きく発生しますが、高い熱伝導性を活かしてフィンに熱を伝える事で歪みを抑えていると思います。
チタンは高温になっても、バックプレートの変化が少なく安定した握り心地になると思われます。
鉄は中間と言ったところでしょうか?
パットやバックプレートの材質については情報公開されていないので曖昧な表現になりますが…
街中で使うなら、どのブレーキパットを使っても問題ないと思います。

個人的に使い分けをするなら、
・ヒルクライム後の長い下りを速度を抑えて下るなら
レジン:アルミバックプレート:フィン付き
メタル:鉄バックプレート  :フィン付き
・ロングツーリングで突然の雨でもへっちゃらが良いなら
メタル:鉄バックプレート  :フィン付き
メタル:鉄バックプレート  :フィン無し
メタル:チタンバックプレート:フィン無し
・コスト最優先なら
レジン:鉄バックプレート  :フィン無し
・メタルパット試してみたいなと思う方
メタル:鉄バックプレート  :フィン無し
・とにかく軽量化優先だ!
レジン:チタンバックプレート:フィン無し
メタル:チタンバックプレート:フィン無し
・コントロール性を重視したいなら
レジン:アルミバックプレート:フィン付き
レジン:鉄バックプレート  :フィン無し
レジン:チタンバックプレート:フィン無し
で良いのではないか?と思います。

短時間で高制動を発揮させた場合、
パット表面温度のみが高くなり部分的に摩耗が早くなると思います。
そしてローターも一部に熱だまりが出来て一時的に歪みが発生したり、場合によっては歪んだ状態になる事があります。

パットが長持ちするのはアルミフィン付きモデルで、その逆はチタンプレートモデルだと思います。
ハードブレーキを多用していると…
レジンフィン付だとパット下側が早く減る傾向で、鉄プレートの物は面でキレイに減っている感じです。
パット温度が200度以上になると摩耗が早くなるとの事ですが…
熱が加わって減るのが早いか、辺摩耗で交換時期が早いか…悩みどころですね。
ハードブレーキになる状況は少ないと思いますので、参考程度に書いてみました。
ブレーキパットの交換目安は残厚0.5mm以下で交換です。

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