こんにちは、川村です。
気が付けば８月も終わり、９月に突入ですね。皆さんも「今年はあっという間…。」と感じることが多いのではないでしょうか？
毎年、自転車好きに「夏」を感じさせてくれるツール・ド・フランスは今週末、８月２９日（土）に開幕します！！
本来であれば７月のバカンスシーズン真っ只中に開催されるツール・ド・フランスも、コロナウィルスの影響で今年は８月末の開催となりました。少し慌ただしいスケジュールですが、再びプロトン（自転車選手の集団）が戻ってきたのは喜ばしい事ですね！
さて、今回はそんなサイクルロードレース最大の祭典、ツール・ド・フランスの魅力を既にご存知の方も、初めて聞いたよ！という方にも楽しめるようにご紹介します！
■ツール・ド・フランスとは？
ツール・ド・フランスとは、３週間全２１ステージに渡り、フランス各地を周りレースを繰り広げられる自転車レースです。今年のコースは全長3470km！全22チーム・176選手が、アルプス山脈やピレネー山脈などの山々を越えて、最終日のパリのシャンゼリゼ通りを目指します。
サイクルロードレースについてどのような競技なのか？については以前駒沢公園店のブログにてご紹介させていただきましたので、こちらをご覧ください。
■狙うは総合優勝の証、マイヨ・ジョーヌ
ツール・ド・フランスの中で競われるのは、一日一日のステージでの勝者を争う「ステージ優勝」や毎ステージの順位によって与えられるポイントの合計を競う「ポイント賞」、中でも一番栄誉があるとされているのは、全21ステージの合計タイムを競う「総合優勝」。厳しい山岳やサバイバルなスプリントステージでもタイムを失うことなく他社を突き放した選手には総合優勝の証、マイヨ・ジョーヌ（黄色いジャージ）が贈られます。
総合優勝の為には１秒も無駄にしない集中力と、２１日間の全てのレースを勝ち抜く実力が必要とされるので、マイヨ・ジョーヌは世界選手権優勝のアルカンシェル（TREK-Segafredo マッツ・ペデルセン選手着用レインボージャージ）と並び格式が高いとされています。
■注目の総合優勝候補は！？
気になる今大会の総合優勝の行方ですが、例年ならばチーム・INEOS（前チーム名：チーム・SKY）が圧倒的な戦力・資金力・科学的アプローチで他を寄せ付けない強さを見せ、ここ８年で７度の優勝を誇ります。
優勝候補筆頭は通算４回の優総合勝を誇り、「５勝クラブ」まであと１勝と迫るクリス・フルームかと思われましたが、昨年の怪我からの復調が思わしくなく今大会はメンバー外。それに次ぐエースとして君臨していた18年大会優勝者のゲラント・トーマスも10月のジロ・デ・イタリアを優先するためメンバー外となり、チームのエースは昨年彗星の如く現れツール初出場ながら総合優勝を飾ったコロンビア人、エガン・ベルナルに任せることなりました。直前のクリテリウム・ドーフィネの様子を見ると、アシスト陣の仕上がりにやや疑問が残るところもあり、本番ではどこまで仕上げてくるか見物であります。
ここ数年独り勝ちしてきたチーム・INEOSへの対抗馬として期待されるのは、ここ数年、選手の発掘や育成で躍進してきたチーム・Jumbo-Visma。その強さはなんと言っても選手層の厚さでしょう。エースのプリモシュ・ログリッチェは２５歳までスキージャンンパー選手でロードバイクには乗ったことすらないという異色の経歴の持ち主。
17年ジロ優勝のトム・デュムランやかつては絶対的なエースであったロベルト・ヘーシンクまでもアシストに揃える豪華な山岳アシストに加えて、平坦アシストは元個人TT世界チャンピオンのトニー・マルティンとシクロクロス選手ながらミラノ～サンレモを制したワウト・ファンアールトと死角なしといったところでしょうか。銀河系軍団とも言える豪華な選手を擁するもJumbo Vismaですが、直前のレースの落車により第２エースとも言えるステファン・クライスヴァイクが怪我で出られないのはここまで好調なチームにとっては痛手ですね。
ここ数年無敵の強さを誇るチーム・INEOSの牙城をJumbo-Vismaは崩せるのか！？今年のツールが面白くなりそうなポイントですね～！！
一時はロードレースが戻る日常など考えられないような時期もありましたが、それを乗り越えて開幕する今年のツールが待ち遠しいですね～！！
そして、山岳の多い今年の大会では選手からの評判も高い新型Emondaが大きな武器となりそうです！TREK-Segafredoの選手がEmondaに乗って活躍する姿も合わせて期待しましょう～！
開幕は８月２９日（土）ですよ～！皆さまお忘れなくー！！
本日のブログ担当：川村
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