MTB カスタマイズ FUEL EX サスペンション

またまた、MTB カスタマイズ をさせて頂きました!

前回と違って今回は、少々特殊なカスタマイズを行いました~


モデル は これだ!

今回の自転車は、 2018年 に発売した FuelEX 9.8 です!

カスタマイズ前に写真を撮り忘れてしまって現車の写真ではありません。。。

この自転車は、 フルサスペンション の オールマウンテン に属している自転車となります。

今回はこの自転車の サスペンション と ブレーキをカスタマイズしました!


カスタマイズは 十人十色

自転車のカスタマイズは様々な思いから行います。
単純に速さや軽さを追い求めるだけがカスタマイズではありません。

自分の使いやすいように調整をする事も長く自転車を楽しむうえで必要なことなのです。

今回の自転車はローターサイズを1サイズ小さくしました。
FUEL EX は元々 フロント203mm / リア180mm のローターが付いています。

関東平野では 200mm を必要とするトレイルが少ないのが現状です。
そこで、ちょっとした軽量と自分に使いやすいようにローターサイズを フロント180mm / リア160mm と小さく調整しました。

SHIMANO SM-RT86M 「M」は180mmのサイズを指しています。
SHIMANO SM-RT86S 「S」は160mmを指しています。

これにより、ブレーキコントロールが非常に行いやすくなる事と思います。

また、サスペンションを FOX34 Step-cast Performance 120mm へ変更しました。
グレードは一緒。


サスペンションのストローク量(沈み込み量)を少なくし、軽量化する目的もありました。

お求め頂いた時は、ダウンヒルやトレイルライドと、
様々なフィールドを楽しめる FuelEX を沢山乗って頂いていましたが、
徐々に走るフィールドが定まって来ると、この自転車の使用頻度が低下してしまったみたいです。

気に入って購入頂いた車体ですし、長く使って頂けるのであればお手伝いはしたいですね!


今回はここがポイント!

今回のカスタマイズをご依頼頂いた時、ジオメトリーが大きく変更される事が分かっていました。
僕が考えていたのはどちらかと言うと、 TopFuel というクロスカントリー系バイクになるのではないかと。
そういう意味では、今までよりも比較的使いやすい自転車へと変貌してくれると思います。

結果、考えていた通り近い数値になりました。
操作感や走行に関わる部分だけ抽出して以下に載せます。


※1. ジオメトリー数値の誤差はあり得ます。
※2. TopFuel と FuelEX の数値はTREKのオフィシャルサイトの数値を入力してあります。
※3. こちらの自転車は、タイヤ幅も変えていますのでジオメトリー数値は大きく変わっています。

操舵に関わる部分での数値は、ヘッドアングル+オフセットそれとトレイル値となります。
BB下がりやホイールベースは車体の安定性につながる数値です。
赤字は簡単に意味を記載してあります。

今回の部分では、ハンドル操作は安定性に振られています。
実際、走らせてみると案外そんなこともないとは思うのですが、数値上はそうなっています。

そして、ホイールベースが狭くなっている事から、ジャックナイフターンなどが比較的しやすくなると思います。

トレイルでの使用感が気になりますね!

 

本日のブログ担当:野々山

Follow me!