こんにちは、今野です。
2018年、今年は「Discロード元年」なんて言われ方をして、フレームとホイールのエンド規格がフロント100mm×12mmスルーアクスル・リア142mm×12mmスルーアクスルが定番として各社対応し始めたことで、Discロードがいろいろなグレードやモデルで選択できるようになってきました。
昨今、ご接客をさせて頂いていても、キャリパーブレーキモデルと同じくらいDiscブレーキモデルをご選択されたいというお客様が増えてきている印象があります。
ただ皆様もご心配されている、ネガティブな面がありました。
「Discロードって輪行が難しそうだよね?」
そう輪行です。
それもそのはず、Discブレーキのキャリパーはパッド間が狭く、輪行時にDiscローターが歪んでしまうと走行自体できなくなる可能性があります。
しかし、Discブレーキによる性能面の恩恵は多く、Discに乗りたい、もちろん輪行もしたい!そうお感じになられている方も多いのではないでしょうか?そこで、何か良い方法はないか、いろいろと試してみました。
今日は、Discロードで輪行する際にネガティブになる「ローターの歪み」が発生しづらい輪行方法を見つけましたので、そのやり方を書いてみたいと思います。わかりづらいところなど多々あると思いますが、そのあたりについては、ぜひお問い合わせ頂ければ幸いです。
ローターを歪ませない! Discロードで輪行しよう!!
今回使用したのは、当店の試乗車Madone SLR Disc フレームサイズは52cmです。
まずはいつも通り車体を反転し、ホイールを外します。
そして、前後のブレーキパッドの間にスペーサーを挟みます。
※ホイールの外し方がわからないよ〜という方は、お問い合わせ、もしくはご相談頂けると幸いです。
続いて、エンド金具を装着します。
当店で取り扱っているエンド金具は2種類。TIOGAとオーストリッチのDisc用エンド金具。
どちらでも対応できるのですが、「荷物を少なくする」ということで言えば片足スタンドのオーストリッチが良いかなと思います。片足でもこの方法なら自立してくれます。
そして、今回の方法の「ここがミソ」フロントホイールにリアのスルーアクスルを通し、ゴムか何かで抜けないように固定します。
続きまして、車体を縦に置き直し(倒れないように注意)フロントホイールのみを車体にしっかりと固定します。(固定に使用するのは輪行袋に付属してくるストラップです)
スポークや、タイヤ、ホイールがフレームと干渉して傷になるのが心配の場合、緩衝材をフレームにつけてください。私は荷物をなるべく減らしたいので、どこでも購入できる新聞紙などを緩衝材として利用することが多いです。
続いて、フロントホイールから突き出たリア用のスルーアクスルに、リアのホイールを差し込みます。
追記:こんなの作りました↓
スルーアクスルでしっかりとズレないように固定されていますし、フレームへのダメージも解消します。
あとはショルダーストラップを輪行袋の指定通り通し、袋に入れるだけです。
いかがでしょうか?スルーアクスルやシャフトへのダメージも気になるかもしれませんが、
持ち運びの際に少し気をつけてあげれば済むかなと思います。
今回使用した輪行アイテムはこちら↓
キャリパーモデルの輪行と特段変わりはありませんね、エンド金具がDisc用になったことと、パッドスペーサーが追加されたくらい。しかもパッドスペーサーは専用のものである必要は全くありません。駅前に置いてあるパンフレットを折りたたんで利用するでもOKです。あ、ちゃんと読んで書いてあることを吸収してから再利用しましょう・・(^_^;)
さらに、上写真のアイテム全部輪行袋(オーストリッチSL100)に収納できます↓
いかがでしたでしょうか?我ながら、Discローターも歪ませる心配もなく、Discローターでフレームへの傷を心配する必要もなく、良い方法を見つけたなと思うのですが、どうでしょう?
俺ならこうやるぜ!そういった方法があれば是非是非コメントください。
Discだって安心して輪行できる!
皆様と輪行も含め、まだ見たことない景色を見に行きたいと思っています。
これかもどうぞ、よろしくお願いいたします。
今野
長文お付き合いいただき、ありがとうございます!