こんにちは、今野です。
2020年の今年フルモデルチェンジをはたしたEmonda SLR/SLシリーズは、
フレームの空気抵抗を少なくする「エアロダイナミクス形状」が大胆に取り入れられました。
エアロダイナミクスの効果やカッコ良さなどはこれまでも書かれていますが、
今日は、僕たちならではの組立の工夫なんかも少しご紹介します。
当たり前と言えば当たり前なのですが、
工場で組み立てられた自転車を、店舗で必要箇所を一度バラして、
グリスアップも含め僕らのてでもう一度しっかりと組み立てます。
その作業を私が勝手に「Rebuild(リビルド)」と呼んでます。
リビルドの中でもパッと見てわかる部分であるケーブル類の取り回しは、
特に今回のエアロが重要なEmondaでは、すっきりとした見た目以上に
空気抵抗削減の目的で重要です!
リビルド前↓
メーカーから送られてきたままの状態だと、こんな感じになっちゃいます。
せっかくのエアロ、せっっかくのフレーム中通しが残念なことに・・・
リビルド後↓
超スッキリです。
見た目だけでなく、実はケーブル類の空気抵抗というのは馬鹿にならないのです。
こちらの本→「ふじい のりあき さん著書の「そうだったのか!ロードバイクの科学」
の26ページ、そこはホイールのスポーク の話なのですが、
円柱形状がいかに空気抵抗が大きいかも分かります。
皆様にも、カッコよく、そしてちゃんとポテンシャルを引き出したバイクに
安全に乗っていただきたい。そんな思いからリビルドを行っています。
メーカーサイトでは分からないような部分のお話ですが、
そんな部分もちょっとだけ見ていただけたらと思います。
よろしくお願いいたします。
今野