こんにちは、寒さがつらい須賀です。
土曜日で休みの方も多いと思いますが、こんな雪の日は自転車に乗るのは少し危ないですね…
こんな雪の日に自転車に乗る人なんていま……
いました。。。
見覚えのあるスタッフのバイクですね(^-^;
さて、今回は前のブログで「逆イタリアン組」と予告したのですが、基礎知識なしでは難しいので今回は予定を変更して「タンジェント組」について紹介していきます。
タンジェント組について書いた上で逆イタリアン組を紹介したいと思います。
前回のブログは下のリンクをクリック!!
「タンジェント組」と言う言葉が先程から出ていますが、タンジェント組とはなんや?という事で、
こちらの画像をご覧ください。
(下にちょこっと見える回転方向は関係ないので無視して下さいね。)
ホイールの組み方には
前回紹介したラジアル組と、タンジェント組が存在しそのタンジェント組の中にイタリアン組、逆イタリアン組等々が存在しています。
タンジェント組はスポークをクロスさせる組み方の総称で、スポークのクロスのさせ方で組み方の名前が変わってきます。
そして、タンジェント組をする上で重要なポイントがいくつかあります。
ポイント①
ハブのスポーク穴にスポークを通す時には写真の様にハブの外側からスポークを通す「スポークの頭が見える側」と逆方向ハブの内側からスポークを通す「スポークの頭が見えない側」があります。
交差させるスポークは特殊な組み方を除き必ず頭が見える側と見えない側をクロスします!
あ、ちなみにスポークの頭は下のイラストで示しているところのことです!
ポイント②
ここから先の説明で重要になってくるワードがあります。
「ハブの外側(頭が見えない側)から来るスポークは強い」
細かい事はここでは説明しませんが、これが重要なので覚えておいてください!!
次回以降のブログでここが最大のポイントになってきます!
ポイント③
クロス数!
1本のスポークがハブからリムの間で他の何本のスポークとクロスするのか。
これを考えると更に難しくなって来るのでまた別の機会に紹介します。
タンジェント組はクロスする関係でラジアル組よりスポークが長く、その分僅かに重量は増えます。
では、なぜラジアル組よりスポークが長いタンジェント組が存在するのか。
上の2つのリアホイールがあったとします。
ハブにチェーンからの駆動力を掛けた時、どちらのホイールの方が駆動力を効率よくリムに伝えられるでしょうか?
結果的に言うと1つ目のイラストも駆動力の影響でスポークの長さが許す限り、2つ目のイラストの様になります。
ですが、2つ目のイラストの形にホイールを保つ為には逆方向に引っ張ってホイールの形を保たなければいけません。
そこに逆方向からのスポークを足すと。。。
タンジェント組のホイール完成!!
いびつなイラストなので汚いですがこのようにしてタンジェント組のホイールができます。
「力の掛かる箇所にはタンジェント組がオススメ!!」って事です!
そして、力のかかり方に合わせてスポークを組んでいくとイタリアン組~~等々になるわけです。
この続きはまた今度!!
本日のブログ担当:須賀